
ドイツからルーマニアまで、ヨーロッパ10カ国を流れるドナウ川が、いま、歴史的な干ばつに見舞われています。
川底が露出し、戦時中に沈没した貨物船やナチスドイツの軍艦が出現するほど。マンモスの化石も発掘されました。

干ばつの原因の一つ、上流のドイツ・オーストリアが、“最も乾燥した春”と呼ばれるほど、少雨だったこと。上流から下流まで、水位は前例にない低水準となっています。
3日、ルーマニア軍が、約180キロの爆薬で岩盤を爆破しました。電力を供給するチェルナボーダ原発の冷却水を確保するための、緊急措置です。

国は、警戒態勢を宣言し、自動車メーカーは、今月中旬までの生産停止を発表しました。

ルーマニア ボロジャン首相(先月31日)
「干ばつや河川の渇水。特に、ドナウ川の流量減少による発電量の低下を受け、8月いっぱい全国に警戒態勢を宣言します」
エネルギー危機は、ハンガリーでも。

国内の電力の約半分をまかなうパクシュ原子力発電所は、4基のうち3基を停止させています。新たに発電するだけの冷却水が足りないからです。

ハンガリー マジャル首相
「パクシュ原発が稼働しない一方で、(7日までの5日間)気温40度の酷暑日が予想されています」
原発の稼働停止は、数週間に及ぶ可能性があるとの指摘もあり、予断を許さない状況が続いています。
この記事の画像一覧
外部リンク
