ピンクの衣装で長年親しまれるお笑いコンビ・タレントの林家ペー・パー子。約30年暮らした東京・赤羽の自宅マンションが2025年9月19日に全焼する火災に見舞われた。火災からおよそ1年、ABEMAの密着番組「NO MAKE」は、自宅の売却手続きや賠償問題に向き合いながら、体調と精神状態が大きく変化した妻・パー子を支え続けるペーの現在を取材した。
2025年9月に発生した火災は、古いコードからの漏電が原因で約30平方メートルを焼き、およそ2時間後に消し止められた。当時、火災保険が未加入だったため、下の階への漏水被害に対する補償やリフォームなどで多額の費用が発生。火災のショックも重なり、パー子には認知症の症状や後遺症がみられるようになり、夫妻は赤羽で月額10万円の木造一軒家を借りて生活を始めていた。
火災から約1年が経過した2026年8月、ペーは元自宅を訪れた。マンション住民への謝罪を終え、今月末には売買手続きが完了する予定となっている。現在暮らす借家についても、階段の昇降がつらく寒暖差もあることから転居を希望するなど、いまだ苦労は絶えない。
そうした中でペーが最も心を砕いているのが、妻・パー子の容態だ。火災以降、精神的に人前に出ることが難しくなり、以前からの難聴も悪化。大声での会話も通じず、日々のコミュニケーションはノートを用いた筆談が中心となっている。
耳元で大きな声を張っても「もう全然通じない。何言っても通じない」と語るペーだが、それでも家では大声で話しかけ続けているという。「こっちが『バカか!』って言うとそれだけ分かる。『今なんて言った?』みたいな。始末が悪いんだ。なんで分かるんだそれだけ」と笑顔で語り、不自由な状況のなかにも変わらぬ夫婦の温かい空気感を漂わせた。
パー子が一人で外出することはほとんどなく、日常の買い出しはすべてペーが引き受け、地方での仕事にも一人にさせないため出番の有無にかかわらず同行させている。
夫婦生活50年以上を迎えた妻について、ペーは「死ぬまでパー子の側にいないとどうしようもない」と深い絆を口にする。「今でも美人だよ。パー子は美人で有名」と愛おしそうに語り、初代林家三平夫妻から授かった大切な芸名を胸に、ペーはこれからも変わらぬ愛で妻に寄り添い続けていく。
(『ABEMA NEWS』より)

