
気象庁は、13日午後7時半、千葉県の広い範囲に『レベル5大雨特別警報』を発表しました。
【画像】車内閉じ込められた女性が心肺停止…千葉県『レベル5大雨特別警報』帰宅の足に影響
天気一変 線状降水帯発生

吾妻栄里奈記者
「午後4時半の柏市内です。まさにバケツをひっくり返したかのような雨が降っています」

そして、午後5時58分。気象庁は、千葉県北西部・南部に線状降水帯が発生したと発表しました。
海上から断続的に暖かく湿った空気が流れ込み、雨雲が同じ場所に停滞しました。
道路冠水相次ぐ 立ち往生も
雨は収まるどころか、さらに激しさを増します。

市川市では、雷が鳴り響くなか、交差点では、消防隊員が交通誘導していました。
各地で道路の冠水が相次ぎました。

立ち往生する車も。

タクシー運転手
「冠水で電気系統がやられてしまって。いま会社には連絡して、レッカーもいっぱいなので、近くで待機している。(Q.お客さんは)あっちまで乗せたんですけど、動けなくなったから。途中で降ろして、引き返したときに動けなくなった感じ」

膝まで水に浸かりながら、家路を急ぐ人の姿も見られました。
住民
「(Q.これからどちらに)保育園のお迎えに。この辺、すごいですね。住んでまだ3年くらい、こんなのは初めて」
気象庁「経験のない大雨」

そして、午後7時半。気象庁は、『レベル5大雨特別警報』を発表しました。対象は、千葉県の12の市。その後、2つの市が追加されました。(午後7時50分時点)
レベル5の大雨特別警報は、今年5月に新しい気象警報の運用が始まってから全国で初めてです。
気象庁は、午後8時半から緊急会見を開きました。

気象庁 細見卓也予報課長
「千葉市、佐倉市の3時間の降水量が、それぞれ187、158.5ミリで、観測史上1位。千葉市の8月の平年の降水量は115.7ミリ。これを上回る雨量が、3時間で一気に降った。これまでに経験のない大雨。浸水想定区域などでは、何らかの災害が、すでに発生してる可能性が極めて高く、警戒レベル5に相当。命の危険が迫っているため、ただちに身の安全を確保」
車内閉じ込め 女性が心肺停止

人的被害も出ています。
柏市では、車内に閉じ込められた女性が、心配停止状態で見つかり、病院に搬送されました。
八千代市の飲食店では、店内に水が流れ込み、客がテーブルの上に避難していました。
各地で足どめ 駅や空港で影響
交通にも大きな影響が出ています。

柏駅では、改札の外に多くの人があふれていました。
延増惇ディレクター
「柏駅前のタクシープールですが、タクシーがほとんど来ないためか、多くの人でごった返している状態です。長い行列ができていて、50人くらいが並んでいる状態です。タクシーがなかなか来ません」

タクシーを待っている人
「(Q.どのくらい待っている)3時間くらい。(Q.タクシーで帰らざるを得ない)そうですね、ちょっと雨も降ってるので」
影響は、成田空港でも。
すべての列車が運転を見合わせているため、到着したばかりの人たちが、足止めされました。

帰国した人
「(Q.どちらから帰ってきた)ワルシャワ。電車が全部とまっていて、帰れない状態です。(Q.どうします)バスかホテルか。でもバスがないので。(Q.日本に帰ってきてこういう状態だと)思いません、困りました」
約4万5000軒で停電続く

千葉県では、午後9時点で、4万5000軒以上が停電しています。
午後9時前、千葉県には、13日、2度目となる線状降水帯の発生情報が発表されました。
気象庁は、引き続き、最大級の警戒を呼びかけています。

気象庁 細見卓也予報課長
「警報級大雨の可能性がある期間は、関東甲信地方で、きょう深夜~あす明け方。それ以外の期間でも、あす一日、断続的に続くような状況」
