
千葉県を襲った観測史上最大の大雨。県内には、いまも約1200台以上の車が、放置されたままになっているとみられています。
【画像や動画】車内“閉じ込め”などで8人死亡 駅一帯が冠水、住宅に浸水も 千葉豪雨の情報更新中
13日午後11時半過ぎ、佐倉市でタクシーが水没し、屋根の上で運転手が救助を待っていたそうです。乗客の60代女性が車内に閉じ込められていて、病院に運ばれましたが、死亡しました。

周り一面を田んぼに囲まれた場所で、何が起きていたのでしょうか。
消防に通報があった30分ほど前。タクシーがとまっていた場所から、約300メートル離れた場所で撮影された映像を見ると、田んぼの方向から道路側に水が流れ込んでいたことがわかります。
近所の人
「(Q.前の畑はどういった様子ですか)ここは水で(道路に)抜けられないので、湖みたいに、多分、なっていた」

今回の大雨による死者は8人。このうち4人は、車の水没が原因でした。
国土交通省は、集中豪雨で冠水のおそれがある地点を公表しています。
千葉県は95カ所で、死者が出た4件のうち、2件が含まれています。どちらも千葉市内のアンダーパスで発生していて、50代男性と60代女性が亡くなっています。
水没による死者は幹線道路上だけで、起きているわけではありません。
柏市内の住宅街にある生活道路。70代女性が車内に閉じ込められ、死亡しました。
その車の救出活動にあたった人がいます。

撮影した映像を見ると、車は沈み始めているのか、前のめりになっていきます。そこで、男性は、近所の住民と救出に向かったそうです。
救出活動を行った撮影者
「浮いた時点で、ドア開けて中から出てくるかなと思ったが、出てこない。植木用の鉄パイプを渡してくれて、後ろの窓を割って、手を突っ込んだら触ったんです。引っ張り出すのに手間取ったんですけど、ご主人は引っ張り出して、車の上にあげて」
男女2人を救出しましたが、女性には意識がなかったといいます。
このあたりは、急こう配な坂道が続いています。
救出活動を行った撮影者
「毎年、毎年、冠水するんです。車が浮くのも今回が初めてではなく、2度も3度もあるんです」

自動車は、水が深い場所を走行できるようには設計されていません。
国交省によりますと、水深が車の床面を超えると、マフラーや吸気口から浸水し、エンジンが停止する可能性があるそうです。さらに、電気装置が故障し、ドアや窓が開かなくなる恐れもあります。タイヤまで水没すると、車体が浮いて流される危険があるため、冠水している道路での運転を控えてほしいとしています。
