
イランの次は、北朝鮮なのでしょうか。トランプ大統領が、金正恩総書記との会談の可能性に含みを持たせました。
米朝首脳会談に含み 狙いは?
トランプ大統領が記者に対して声を荒らげました。場所は少年を救った10代のライフガードと会っていたホワイトハウスの執務室。
韓国との合同軍事演習の縮小について「金正恩総書記に頼まれたのか」と聞かれると、「静かにしろ」「フェイクニュース」「偽の記者だ」などと質問を遮ったのです。
トランプ大統領
「(Q.縮小を頼まれた?)静かに。静かにしろ。この若者の前ですごく失礼だ。失礼だと思わないか。ほら、彼は分かっている。所属は?」
「(Q.CNNです)フェイクニュースだ」
「(Q.韓国について聞きたいだけ)フェイクニュースだ、君は声が大きくて騒がしい。静かに。静かにしろ。偽の記者だ。フェイクニュースをやっている」
なぜこんな反応をしたのか分かりませんが、米韓合同軍事演習の「大幅縮小」を指示したことについて、SNSにはこう書いています。
「北朝鮮の金正恩氏とのとても良好な関係を踏まえ、私はアメリカが韓国との合同軍事演習に参加すると同意したことに不満を抱いている。演習には費用がかかるし、いつものように大部分はアメリカが負担している。ドナルド・トランプが大統領でいる間は脅威ではなく、敬意を示してきた国に対してまったく不適切で敵対的なシグナルを送ることになる」
実際、北朝鮮はこれまで米韓の合同軍事演習に対して、「侵略的な演習だ」と反発してきました。
では「大幅縮小」に対して北朝鮮からの反応はあったのでしょうか。
トランプ大統領
「(Q.なぜ金正恩は会談の求めに返答しない)なぜしないと言える?」
「(Q.金正恩が返答した?)…ああ、した」
「(Q.協議の段階は?)とても前向きだ」
なぜ今北朝鮮なのか?
なぜ今、“北朝鮮”なのでしょうか。
アメリカ政治に詳しい
明海大学 小谷哲男教授
「トランプ氏が何か戦略的に達成したい目標があるわけではなくて、『ディールをした』『取引が成功した』とアピールしたい。今ウクライナも、それからイランも、アメリカの思っている通りに進んでいない。今度は北朝鮮の案件を動かしてみようという側面はある」
トランプ大統領は、過去3回、金正恩総書記と会談していますが、目指していた北朝鮮の非核化は実現できませんでした。
今度は何を“ディール”しようとしているのでしょうか。
小谷教授
「非核化は北朝鮮が受け入れないことは分かっている。次に米朝首脳会談が行われるとすれば、最大の焦点は北朝鮮の核ミサイルの能力に制約を加える。アメリカ本土を狙えるミサイルの保有数を制限することでアメリカ本土の安全を守る。一方で北朝鮮を公式な形で核保有国として認める、そういうディールを目指す」
イランに対しても非核化させるとしていますが…。
トランプ大統領
「向こう(イラン)は合意したがっているが、私が必要とする合意を結ぼうとしていない」
どうも合意は遠いようです。
このイランとの仲介を担っているオマーンに対して、トランプ大統領は17日。
「邪魔をするなら、オマーンを徹底的に爆撃する」
友好国に対しても爆撃をすると脅しました。
小谷教授
「フラストレーションの表れ。アメリカからすればオマーンは友好国なので、アメリカの意向を受けて、ホルムズ海峡が自由で、安全な形で通航料のない形で開放されることに協力してくれる。なかなかイランとの協議で、そういう方向に行っていないいら立ち」
(2026年8月18日放送分より)
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