一般社団法人日本歌手協会の田辺靖雄会長と歌手の川中美幸さんらが24日、首相官邸で高市総理大臣を表敬訪問し、面会後に報道陣の取材に応じた。
【映像】田辺会長と川中美幸さん、コメントの瞬間(実際の様子)
田辺会長は「著作権法の改正でレコード伝達権が認められ、歌手本人に色々な権利関係がオーソライズされることが決まりました。それに対して団体としてお礼を申し上げた」と表敬訪問の目的を説明した。さらに来年で65周年を迎える同協会の記念パーティーへの招待や、「能などさまざまな日本の文化がある中で、最も大衆の中に入っていくところを担う歌手を、今後の国の施策の中でもぜひ頭に入れて色々なことをさせていただきたい」と要望を伝えたことを明かした。
レコード演奏・伝達権とは音楽CDや配信音源が、レストランや店舗などでBGMとして利用された場合に、アーティストなどの実演家やレコード製作者へ適切な対価を還元できる仕組みのこと。この権利は海外では広く導入されているが、日本では未整備だった。
また、同席した川中美幸さんは高市総理との懇談について、「総理が『歌が大好き』とおっしゃってくださり、すごく親しみを感じた。『初代コメットさん』の話なども出た」と和やかな雰囲気を振り返った。「歌もお芝居も人の心を癒やし、言葉が通じなくても気持ちが一つになれる。激務の総理にも歌を聞いて心を癒やしてほしい」と語った。
芸能人や声優の声などを生成AIで無断利用する被害が相次ぎ、多大な損失が出ている問題について問われると、田辺会長は「今回の面会の中では話題に出なかった」と前置きしつつ、「歌手協会は生身の歌手の団体。デジタルによって音の表現の仕方や受け取り方がどんどん変わっていく中で、政府にはこれからもぜひ法整備をお願いしたい」と述べ、業界としての姿勢を示した。
(ABEMA NEWS)

