
ネパールと中国の国境地帯で土石流や洪水が発生した。ネパールで95人が死亡したほか、外国人391人を含む400人以上が行方不明だ。中国側では265人の安否が分からない。現場付近を撮影した衛星画像からは、土石流に多くの建物や道路が飲み込まれたことが確認できる。
(ロンドン支局 山野孝之)
【画像】【衛星画像】外国人391人含む400人以上不明 ネパール土石流 川幅が3倍以上に 周囲の集落や道路消える
これは、土石流が発生した8月26日に撮影された衛星画像だ。雲が多く、不鮮明な部分が多いが、中央には茶色いトリシュリ川が見える。ネパール・中国の国境地帯からは直線距離で約40キロ下流にあたる。この画像の中央部を拡大すると、被害の大きさが見えてきた。
画像中央に見える赤い屋根の建物は学校だ。茶色い部分は川の流れか、土石流が運んできたばかりの土砂だとみられる。茶色い部分は学校のすぐ南側や東側に達している。では、土石流が発生する前はどのような地形だったのか。3日前の8月23日の画像を確認する。
これが3日前の画像だ。先ほどの赤い屋根の学校付近を拡大してみると、まったく違う地形が見えてきた。
3日前は学校と川は離れていて、学校の東側には川沿いに伸びる道路とたくさんの建物が見えいた。しかし、土石流発生後の画像では、川幅が3倍ほどになり、学校の東側にあった道路や建物、さらに川の対岸にあったはずの道路や建物が消えていた。
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