
松本幸四郎さん「今はポッカリと胸に穴が空いています」

この度の訃報に接し、ただただ驚くばかりです。
草間先生の世界へのメッセージと芸術の美しさに圧倒され同じ時代に生きることができた
幸せを感じて僕は生きてきました。
命ある限り頭の中にイメージされた絵を描き続け、その作品は永遠となる。これは戦いです。
と先生が言われたことを強烈に覚えています。
三代襲名披露の時、「我が永遠の魂」の作品を祝幕としてかけさせていただきました。
感謝、感涙、そして今はポッカリと胸に穴が空いています。
心からご冥福をお祈り申し上げます。
(27日16:20更新)
【画像】草間彌生さんの「大いなる巨大な南瓜」 大きな黄色い南瓜に黒い水玉が描かれている
香取慎吾さん「描き続けることの大切さを教えていただいた」

草間さんのアトリエで対談をさせていただいた時、草間さんはお話をしながらも、ずっと絵を描き続けていらっしゃいました。
どれだけ描き続けても、時間が足りないんだと。
限られた時間の中で、描き続けることの大切さを教えていただきました。
僕も、描き続けてみます。
草間さん、本当にありがとうございました。
(27日14:25更新)
活動拠点になったアメリカからも死を悼む声
CNNは、草間彌生さんを「現代美術界で最も人気があり、商業的にも成功した人物の一人だった」と評価しました。
そのうえで、ニューヨークに移り住んだ草間さんが「抽象印象派の伝統を根底から覆し、絵画や彫刻だけでなく、パフォーマンスアートなど、多岐にわたる作品群を生み出した」と伝えています。
また、「ニューヨークで同時代を生きた多くのアーティストが 文化的な影響力を失っていく中、その影響力は晩年になるにつれてますます高まっていった」と指摘し、
「草間彌生は時代を先取りした芸術家だったかもしれないが、世界はついに彼女に追いついた」と評しています。

NBCは「水玉模様の絵画やカボチャをモチーフにした作品で、幻覚を芸術へと昇華させ、1960年代には反戦運動にも参加し、アンディ・ウォーホルなどの芸術家に影響を与えた」などと報じています。
(27日13:10更新)
前衛芸術家の草間彌生さん死去、97歳
現代芸術家の草間彌生さんが8月14日、都内の病院で亡くなりました。97歳でした。
草間さんの公式サイトが27日、発表しました。
美術を中心にパフォーマンス、小説、詩など多方面における前衛芸術家として国際的に知られ、米タイム誌の2016年版「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれました。
草間さんは水玉や網目をモチーフとしたデザインで知られ、2003年にフランス芸術文化勲章オフィシエ、2016年に文化勲章を受章するなど国内外で功績を評価されました。(27日11:40更新)
草間彌生さんの経歴

前衛芸術家 小説家
草間彌生は、幼少期より幻視・幻覚を体験し、水玉や網目をモチーフとする絵を描き始める。水彩・パステル・油彩を用いて独自の表現を早くから形成した。
1957年渡米。翌年より、ニューヨークを拠点にネットペインティング、ソフトスカルプチャー、鏡や電飾を使ったインスタレーションなど、革新的な作品を次々と発表、単一モチーフの強迫的な反復と増殖による自己消滅という芸術哲学を打ち立てた。また、ボディ・ペインティング、ファッション・ショー、反戦運動を含むハプニング、映画制作、新聞発行など、活動の領域を自ら切り開き、前衛芸術家としての地位を確立した。
1973年帰国。新たに詩や小説の執筆にも取り組む。野外彫刻、大型インスタレーション、「インフィニティ・ミラー・ルーム」シリーズを制作。絵画「わが永遠の魂」シリーズ(2009から2021)は約900点に及び、2021年には新作絵画シリーズ「毎日愛について祈っている」の制作を開始。一貫して自然、愛、生と死を超えた無限をテーマに精力的な創作活動を続けている。
2017年 草間彌生美術館(東京)開館。
(草間彌生さんHPから)

受賞・受章
1968年 第4回国際短編映画祭(ベルギー)入賞、アン・アーバー映画祭銀賞受賞、第2回メリーランド映画祭入賞(映画『草間の自己消滅』1967年)
1996年 国際美術評論家連盟 ベストギャラリー賞1995/96、ベストギャラリー賞1996/97
2000年 芸術選奨文部大臣賞・外務大臣表彰
2002年 紺綬褒章
2003年 フランス芸術文化勲章オフィシエ受勲、長野県知事表彰(学術芸術文化功労)
2006年 ライフタイム・アチーブメント賞(芸術部門)、旭日小綬章、高松宮殿下記念世界文化賞(絵画部門)
2009年 文化功労者
2016年 文化勲章
(草間彌生さんHPから 一部抜粋)
