
一時「レベル5」の大雨特別警報が出た石川県と富山県では、現在もおよそ10万人に緊急安全確保が発令されています。この後も大雨の恐れがあります。
線状降水帯が発生
水門の管理人
「今回は異常な線状降水帯だから、上からすべて氾濫。恐怖の一言」
これまでに経験したことのない雨…終わりは見えません。
26日夜、富山市内の自宅から見た空。稲光を何度もとらえ、雷鳴も…。
「線状降水帯」が発生した時間帯の映像には、ワイパーがきかないほどの雨が映し出されています。
前線が停滞し、活発な雨雲がかかり続けた北陸。石川県と富山県には、線状降水帯が発生しました。
夜が明けても、雨が降り続く羽咋市内。午前6時過ぎ、レベル5大雨特別警報が発表されました。車が通り過ぎると、水没した車が上下する、まるで海のような光景です。
周辺住民
「長者川につながる田んぼの水路。こんなの初めて。大雨は大変」
氾濫が確認された長者川。夜明け前から徐々に水位が上がり、わずか1時間ほどで水があふれている様子が見えます。
周辺住民
「朝3~4時ごろ、ザーッと降って大変だった。長者川につながる川が、これだけあふれている」
周辺住民
「きのうからすごい雨で、バケツをひっくり返したよう。早く引いてほしい」
住宅街に濁流
羽咋市内を流れる川。普段は人がまたいで渡れるほどの川幅ですが、雨でその表情は一変し、濁流が流れ込んでいます。
あふれた川の水が、周辺に流れ込んでいます。
撮影した人
「この川大丈夫か。ひどいことになっている」
住民
「山から崩れた石が全部そこにつまって、両脇に流れて」
住民
「本当にひどい。こんなひどいこと、起こるのかなという感じ。輪島が豪雨で大変なことになりましたけど、今度こちらのほうも、それに近いような状況」
羽咋市では、レベル5緊急安全確保が発令されました。
消防車両がずらりと並び、ボートで住民を救出する様子が映し出されています。
救助された人
「妻と子どもを外に避難させて、浸水対策をして家にいたけど、出られなくなって床上まで浸水した」
いち早く避難した男性。家に帰ろうとも、帰り道はこの状態です。
避難した住民
「避難しにきて、明るくなったら帰ろうと思ったら帰れない。妻がすすり泣きしていた」
観測史上最大の雨も
隣の宝達志水町も、住宅街がすっかり冠水する様子が見えます。
同じく警戒レベル5の緊急安全確保の避難情報が発令されたのは、富山県氷見市。土砂が流れ込み、住宅の1階部分が押しつぶされています。
近隣住民
「隣のうちは『寝てたら、ドーン言ってびっくりした』と」
観測史上最大の雨が降った氷見。先ほどの羽咋と同じく、2年前の能登豪雨の時に匹敵する雨量が観測されています。
朝9時ごろ、高台から市内を映した映像には、重機が半分ほど水につかっている様子が見えます。
普段は、橋の向こうに田畑と住宅、そしてのどかな山が広がる氷見市内。濁流が覆い尽くし、手塩にかけた田畑を飲み込みます。かろうじて橋の欄干のようなものが見えます。のどかな日本の原風景は、一変しています。
氷見では26日夕方まで、1カ月で150ミリに満たない雨と“水不足”に頭を悩ませていました。それが一晩で300ミリを超える雨に…。
近隣住民
「特に今年は雨が少なく、水位も低く水田や畑の水がほしい話をしていた。きのうの夜からの雨は異常な雨」
各地で大雨
福井県内の高速道路では、突如視界がかすむほどの雨になりました。
今年一番の激しい雨が降る場所も。
坂井市内では、8月の観測史上最大の雨で、道路が水につかり始めていました。
秋田県では、複数の場所でレベル3大雨警報が発表されました。そのうち秋田市に降ったのは、1時間に66.0ミリの非常に激しい雨です。
能代市では、レベル4土砂災害危険警報が出されました。
長野で「ひょう」も
豪雨からまだ2週間の千葉にも、雨雲はかかりました。さらに、関東の広い範囲に及びます。短時間の局地的な大雨です。
長野の別荘地、軽井沢では27日朝に、ひょうが降りました。粒の大きさは、かなりのものだったようです。ぶつかったら、けがをしそうな形のものも。
撮影者
「夏休み最後のレジャーに来ていたが、朝に雷とものすごいひょうの音。一番最初は(大きさ)2センチくらい。(ひょうが降ったのは)たぶん10分くらいだったと思う」
(2026年8月27日放送分より)
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