
富山県、石川県では、未明から線状降水帯が断続的に発生し、一時、『レベル5大雨特別警報』が発表されました。
【画像】河川の氾濫多発 約6時間で5回の線状降水帯…石川・富山 一時“レベル5大雨特別警報”

能登半島への玄関口と呼ばれる羽咋市。
羽咋駅の線路は水に浸かっています。街なかは見渡す限り、茶色の水に覆われていました。
羽咋市の立開町では、30~40人が、一時、孤立状態になりました。

救助された人
「妻、子どもを外に避難させ、浸水対策して家にいたが、出られなくなって。床上まで浸水してきた」

市内を流れる酒井川は、水があふれました。その流域に、坂の上から水が流れて来ている地域が。どんどん水が押し寄せてきているから、土嚢づくりを急ぎます。
住民
「上の方がすごい。山から崩れた石が、全部、そこに詰まって。木の根っことかが詰まって、両側に流れている」

延増惇ディレクター
「こちら羽咋市を流れる川、道路が崩落してしまっています。濁流によって、恐らく、えぐられたとみられます。かなり広範囲にえぐられているのがわかります。電柱も倒壊していますし、さらには、堤防も横倒しの状態になっています。かなり激しい濁流が押し寄せたとみられます」
この飯山川では、堤防が決壊した場所もあったということです。
石川県内では、11の河川が氾濫しました。

羽咋市の隣、中能登町。
川からあふれた濁流は、住宅にも押し寄せました。
石川県では、少なくとも113件の床上浸水が確認されています。
玄関からだけではなく、風呂場からも水があふれてきた住宅もあります。

自宅が浸水被害にあった人
「逆流して。お風呂の栓のところから、下水のほうから逆流して。(Q.いま困っていることは)まず、電気が漏電してつかないところ。向こうの台所が、冷蔵庫が消えたままなので。食事は、それ以来、ずっと、きょうは何も食べてない」
石川県や富山県の24時間雨量は、観測史上、1位を記録。氷見市では、1.5倍以上を上回りました。
発達した雨雲は、未明からライン状にかかり続け、午前3時ごろ、富山県西部と石川県加賀、そして能登に線状降水帯が発生。これだけで終わらず、午前6時過ぎにも線状降水帯が発生します。気象庁は、この直後、『レベル5大雨特別警報』を発表しました。そのあとも、午前9時前と、6時間ほどで5回もの線状降水帯に見舞われました。
富山県氷見市では、夜明け前から、宇波川が増水して、わずか40分で周囲にあふれました。
道路が冠水。車が水没しています。

土砂崩れも発生しました。土砂は1階部分に流れ込み、住宅は1階がつぶれてしまっています。
氷見市でも、あちこちが水浸しです。

27日朝、撮影された映像には、水面に浮かぶ大量の稲が写っていました。水が引くと、街なかは稲だらけ。このまま雨が降れば、排水にも影響しそうです。
富山県内では、10河川が氾濫しました。
夕方になっても水が引かない地域があります。

所村武蔵アナウンサー
「アパートの目の前が冠水してしまったため、移動ができなくなってしまったようです。そこに消防がボートを持ってやってきました。住民の方が救助されます」
救助されたのは80代の女性でした。アパートの1階から出られず、助けを求めていたそうです。

救助された人
「あれあれという間に水がバッと入ってきて、全部。(Q.高いところは)高いところがない。テーブルぐらいしかなくて。家の中をゴム長靴で歩いていた。ジャバジャバ、中に入ってしまった。もう心臓ドキドキしっぱなし、朝から。いまも緊張している」
