
各地でクマによる被害が相次ぐ中、新たなクマ対策の装置が開発されました。空からクマを追い払う、その方法を取材しました。
クマ出没情報 去年の1.7倍
畑に姿を現し、辺りを物色するクマ。全国のクマの出没情報は、今年6月までの3カ月で1万2628件に上り、前の年の同じ時期と比べておよそ1.7倍に増加しています。
大きなドローンの下には、赤い装置が付いています。横側に付いた穴から、クマよけの玉を飛ばします。
飛ばすのは茶色い玉。といっても、クマに当てるわけではありません。
カギとなるのは、玉の中に入った液体です。クマの習性からヒントを得て、開発されました。
クマ被害が相次ぐ中、注目を集めているのは、クマに近づかずに空から追い払うことができる装置です。
装置が飛ばすのは茶色い玉。中に入っているのは「焼け焦げた木の臭い」を凝縮した液体です。
スモーキーな燻製(くんせい)のような臭いで、それほど不快さは感じません。
クマの習性をヒントに開発
この臭いは山火事を嫌う習性のあるクマが苦手とする臭いで、クマの近くで玉が割れると、その場から離れていく効果が期待されます。
玉の外側は凍らせたゼラチンなどの天然素材で、中の液体を出した後は2~3時間で溶けて自然に戻り、臭いの効果は2カ月ほど持つといいます。
開発のきっかけは山火事の消火活動でした。
For Nature 安田公也代表
「消火ドローンという形で投てきを開発したが、クマ対策に何とか利用できないかと思った」
今は1回の飛行で4発しか飛ばせませんが、効率を上げて、最大80発を発射できる装置も開発しているそうです。
(2026年8月28日放送分より)
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