
美容室では物価高でシャンプーなどが値上がりし、物件を借りる費用も上昇する中、設備を複数の美容師で共有する「シェアサロン」を選ぶ美容師が増加しています。
物価高で注目「シェアサロン」
都内にあるこちらの美容室。設備や備品を複数の美容師が共有して施術を行う「シェアサロン」です。
美容師 蠣崎祐哉さん
「以前勤めていたサロンでそろそろ独立かなと思った時に、いろいろリサーチをした結果シェアサロンがあるのを知った」
美容師の蠣崎さんは以前、別の美容室で店舗の代表を務めていましたが、「お客さん一人一人と向き合いたい」という思いから、独立を検討していたといいます。
「いざお店を持とうと思った時に、いい立地でお客様をお迎えしたい。駅から近い物件だったりとかになる。家賃が今までよりも高くなってしまい難しいかなと思ってしまう。内装工事を入れる時に工賃や資材費が上がっている。気軽には踏み出せない」
独立を目指す美容師が多い中、物件を借りる負担のほか、シャンプーやカラー剤の値上げ、独立後の競争の激化なども大きなハードルになっています。
美容師利用数が4年で倍増
去年1年間の美容室の倒産件数は235件に上り、2年連続で過去最多を更新しています。9割以上が小規模な美容室で、設立から数年で倒産するケースも目立っています。
こうした中、「シェアサロン」を選ぶ人が増加しているといいます。
GOTODAY SHAiRE SALON 小関珠実取締役
「初期費用や毎月のランニングコストを抑える需要はどんどん高まっている」
こちらの会社では、利用する美容師が4年前の2倍以上に増加していて、現在は全国で60店舗以上を展開しています。
蠣崎さん
「(お客さんと)一対一になったところで今まで言いにくかった要望や悩みをスムーズに言えるようになった。駅から近くなり電車で来られたり、負担なくスムーズに来店されている」
今年6月には、不動産大手のヒューリックが、シェアサロン事業を展開する別の会社を完全子会社化するなど、参入の動きもみられています。
自分にあった働き方ができることも、シェアサロンの魅力だといいます。
小関取締役
「自分の予約に合わせて出勤するとか、お客様が終わられたら仕事が終われるのが一番の魅力。収入が3倍になった、趣味にも時間を使えるようになった、家族の時間を持てるようになったなど喜ばれます」
(2026年8月28日放送分より)
この記事の画像一覧
