
北陸を襲った大雨から一夜明け、被害の全貌が見えてきました。石川と富山では、今も339人の孤立が続いています。
北海道で「線状降水帯」も
毎日のように急変する天気。きょう28日は、北海道です。午前4時半すぎには「線状降水帯」も発生しました。
連日のように、各地で冠水が起きています。
周辺住民
「(雨が)すごかった。(住んで)何十年も経つが記憶にない」
北陸大雨…今も339人孤立
記録的な大雨となった北陸。その爪痕が見えてきました。
収穫を間近に控えた稲が育つ田んぼに、濁流が流れ込みます。軽トラは、荷台がようやく見えるほど…。集落を走る道路も冠水し、とても通れる状況ではありません。
27日、すっかり冠水した羽咋市の地下道。一夜明け、水抜き作業が行われています。
ただ、車の屋根がかすかに見える氷見市。明け方に非常に激しい雨が降り、水が引く気配は見えません。
現在も冠水やがけ崩れの影響で、石川(午前10時時点)と富山(午前7時時点)で339人が孤立しています。
大規模冠水「地形」が関係
羽咋市では、80棟の床上浸水が確認されました。
防災無線
「直ちに命を守る行動をとってください」
住宅街には濁流が流れ、家の中にまで押し寄せました。
床下浸水した住民
「くるぶしくらいまで入ってきた。土嚢(どのう)が流された。あんな重たいのが。それだけ強かった」
至る所で起きた大規模な冠水。被害が拡大した要因として、羽咋市の記録的な大雨に加え、専門家は「地形」が関係していると話します。
地域防災に詳しい
金沢大学 青木賢人准教授
「羽咋市は、非常に水はけの悪い土地。(一部地域で)地面の高さが、海とほとんど変わらない」
標高が低い羽咋市では、周辺の山などから流れる水が町にたまりやすいといいます。
本来、大雨によってたまった水は、川から海へと排水するといいますが…。
「内陸側が標高がマイナスになるぐらいですから、川の流れも非常に緩やかになります」
さらに下流は川幅も狭く、海へ流れる水は多くないといいます。
「集まってくる水。そして、なかなか出ていかないということで、水はけが悪くなっていく状態」
(2026年8月28日放送分より)
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