
東京西部にある日の出町では、イノシシなどによる農作物被害が相次いでいます。こうした被害への対策として始まった竹林の整備が、地域の新たな特産品づくりにつながっています。
イノシシ対策で竹林を整備
日の出町農業担い手の会 門馬睦会長
「(イノシシは)だいたい川から下りてきて、上り口からこういう平地に上がってくる感じです。こういう所はすみかになるので、刈っていかないとダメですね」
東京都では2024年度、イノシシによる農作物の被害額は952万円に上り、被害量は22トンに及びました。日の出町でも、イノシシによる農作物被害が相次いでいます。
さらに都内では、ツキノワグマの生息数が平均235頭と推定され、生息域の拡大や生活圏近くでの出没が課題となっています。
東京都はツキノワグマの狩猟について、来年度から19年ぶりに解禁する予定です。
農業を支えようと地元の有志も立ち上がりました。
門馬会長
「高齢者の方たちにとっては作業ができない現実もあるので、そこを僕たちがお手伝いをさせていただいて」
馬場貴之さん
「(クマの)餌(えさ)になるシカであったり、イノシシ、小動物とかを市街地に呼び寄せない。私たちの方で竹林整備という形で、雑木を減らして潰していくところが目的になると思います」
新特産品「東京メンマ」
荒れ果てた竹林は、イノシシなどのすみかになります。
野生動物が入り込みにくい環境をつくるためにも、竹林の整備は大切だと考えています。そして、切った竹はただ捨てるのではありません。地域の資源として活用します。
それが「東京メンマ」。2~3メートルほどの若い竹を収穫して下ゆでし、塩漬けでおよそ1カ月熟成。地元の加工施設で、塩抜き・味付けをして「東京メンマ」が完成します。
4年をかけて、日の出町の竹を“町おこしの名物”へと生まれ変わらせたのです。
門馬会長
「これを機に日の出に住んでいただける方、また観光で来ていただける方、そういう方たちを増やしていきたい考えもあります」
(2026年8月31日放送分より)
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