「青春18きっぷ」販売激減 利用ルール変更が影響か 今後は「ニーズ鑑みて検討」

「青春18きっぷ」販売激減 利用ルール変更が影響か 今後は「ニーズ鑑みて検討」
この記事の写真をみる(6枚)

 鉄道ファンだけではなく、お得に旅を楽しみたい旅行好きにとっての定番アイテムだった「青春18きっぷ」。現在、夏の分の販売が行われていますが、販売数が激減しています。

【画像】これまでは?変更後は?「青春18きっぷ」の利用条件

利用ルール変更影響したか

 1982年から「青春18のびのびきっぷ」としてサービスが開始され、今や自由気ままな鉄道旅の定番となった「青春18きっぷ」。

1982年「青春18のびのびきっぷ」開始
拡大する

 子どもから大人まで誰でも利用でき、期間内なら全国のJR線の普通列車・快速列車などが乗り放題となる人気の切符です。

会社員(30代)
「地元が関西で、地元に帰るのに東京から使った。間違いなく安かったし、普段絶対降りないような駅で『昼ごはんの時間だから降りて食べてみようか』と普段、他では経験できないことだった。面白かった」

青春18きっぷの販売数
拡大する

 ところが、この10年の販売数を見ると、年々減少しています。コロナ禍で大きく落ち込んだ後、一時は回復しましたが、2025年度はコロナ禍の販売数をも下回っています。

 その背景の一つとみられているのが、利用者から「痛手」との声も上がる大きなルール変更です。

会社員(60代)
「ショック。3日間連続または5日間連続でないと使えない。そんな休みは取れない。元に戻してほしい」

「青春18きっぷ」の利用条件
拡大する

 以前の「青春18きっぷ」は、利用期間内であれば好きな5日間を選んで使うことができました。

 しかし、おととし利用期間は「連続する3日間」、または「連続する5日間」に変わりました。

今後は「ニーズ鑑み検討」

 この変更の理由は「改札機」です。これまでは有人改札で対応していましたが、自動改札機を通れるように変更されました。

変更の理由は「改札機」
拡大する

 ただ、自動改札機の仕組み上、日にちを空けて使った場合、利用回数を判定できません。そのため、判定できる連続での利用に変更されました。

 便利になったという声がある一方で、おととしには「元の利用条件に戻してほしい」と求める署名活動も行われました。

署名活動 発起人 坂井啓一さん
「コロナの回復期から(利用者が)増えている。その中で減ってるのは、青春18きっぷのルール変更が一番大きい。未来の利用者を育てるという観点で、もう一度戻してもらえないか」

今年度の幹事社はJR九州
拡大する

 幹事社のJR九州はこうコメントしています。

「多くのお客さまからさまざまなご意見をいただいていますが、使いやすくなったなどのご意見もいただいています。今後もお客さまのご利用状況やニーズ、商品性等を鑑みながら検討していきます」

(2026年8月31日放送分より)

この記事の画像一覧
外部リンク
この記事の写真をみる(6枚)
このまま画像を見る
続きは広告を見た後にご覧いただけます
クリックして広告を見る