
まだ暑い日が続き、ビールを楽しむ人も多いですが、日本のビール産業発祥の地・横浜市では、ビアガーデンの競争が激しくなっています。若者を中心に「ビール離れ」が進むなか、個性を打ち出し生き残りを図る現場を取材しました。
「懐メロビアガーデン」売り
夏の風物詩・ビアガーデン。まだまだ暑さが続くなか、冷たいビールでのどを潤したい人たちに人気です。
日本のビアガーデン発祥の地とも言われる横浜。市内では、さまざまなビアガーデンが開かれ、なかでもアクセスの良い横浜駅周辺では、客を呼び込もうと競争が激しくなっています。
取材したビアガーデンは、平日にもかかわらず、たくさんの人でにぎわっていました。
店内には、1970年代から80年代に日本で生まれた都会的で洗練された「シティポップ」が流れていました。懐かしいレコードジャケットが並ぶコーナーもあり、いわば「懐メロビアガーデン」を売りにしているのです。
モアーズBBQ ビアガーデン
マネージャー 内田佑輔さん
「シティポップが当時の方はもちろん、今もはやっているので、選ばせていただいています」
飲んで食べるだけではなく、音楽とともに特別な時間を楽しめる都市型のビアガーデンです。
60代
「ここのところずっと暑いので、そろそろ行っとこうかと。テンポのいい曲が流れてると盛り上がります」
40代
「雰囲気が良くて、ビールも進みます」
30代
「上司もいるので、そういう(シティポップ)音楽流れているほうが、みんな盛り上がれる」
「(Q.好きな曲とかありますか?)ユーミンとか聴きます」
ビール離れ 独自色で勝負
ビールを楽しんでもらおうと、ビアガーデンが趣向を凝らす背景には、長年続く「ビール離れ」があります。
国税庁によると、2024年度の国内のビールの消費量は、ピークだった1990年代のおよそ3分の1まで減少しています。数字からも「ビール離れ」の傾向がうかがえます。
内田さん
「ビール離れに関しては、ノンアルコールなどもそろえているので、幅広い方々に楽しんでいただけると思います」
お酒だけでなく、ノンアルコール派も楽しめる豊富なドリンクメニュー。そして食事は、網の上で焼かれた特大の国産牛サーロイン。立ち上る煙と香ばしい香りに、食欲も一気に加速します。
このビアガーデンでは、国産牛サーロインやカルビとエビやハマグリなどの海鮮が含まれたバーベキュープランを楽しむことができます。
さらに、食べ放題コーナーには、大人気の麻辣湯(マーラータン)や中華料理など、バラエティ豊かなグルメが並びます。
20代
「自分でドリンクをくめて、ビュッフェもある。季節によって(内容が)変わると聞いて、めちゃくちゃいいなと思った」
20代
「自分で持ってきて調理して、みんなで食べるのが一番良い」
「音楽が流れていて、楽しく飲める。ついつい飲みすぎちゃう」
世代問わず楽しめる場所へ
かつては「仕事帰りのサラリーマン」が楽しむイメージも強かったビアガーデン。今では、世代を問わず楽しめる場所へと進化しています。
このビアガーデンでは31日まで「アジアの夏祭り」、あす9月からは「ヨーロッパの秋テラス」と、季節に合わせてさまざまなフェアを開催しています。
暑さの終わりが見えないなか、営業できる期間の広がりも追い風に、さらなる集客を狙っています。
内田さん
「イベントを定期的に行っているので、食事だけではなく、コンテンツで楽しんでいただけるように。暑い時期=ビールがおいしい時期。(長い夏を)逆にチャンスと捉えて、いろんなお客様に来ていただけたらなと思います」
(2026年8月31日放送分より)
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