生鮮ジャガイモ輸入解禁 農水省検討 トランプ政権圧力か 病害虫に農家反発

生鮮ジャガイモ輸入解禁 農水省検討 トランプ政権圧力か 病害虫に農家反発
この記事の写真をみる(5枚)

 生鮮ジャガイモの輸入解禁について、農水省が検討を進めています。全国の産地からは、外から病害虫が入り込んでしまうと反対の声が相次いでいます。

【画像】輸出拡大したい農作物にジャガイモを名指ししたトランプ政権

“努力が無駄に”病害虫の懸念

 全国屈指のジャガイモ生産地・北海道。農家を訪ねるとまず渡されたのは、ジャガイモを守るための「袋」でした。

ジャガイモ農家 黒河潤さん
「どこから来ているか分からないので、靴の裏によその土が付いて、土壌病害虫が入らないように皆にしてもらっている」

病害虫対策に細心の注意
拡大する

 4.5ヘクタールの土地で栽培をしている黒河さん。出荷の際に使ったトラクターなどもすぐに洗浄するといいます。病害虫の対策には、細心の注意を払っています。

 ただ、輸入が解禁されると、こうした努力が無駄になってしまうと危機感を募らせています。

農家から批判の声
拡大する

 農水省が検討しているジャガイモの輸入解禁について今、農家から批判の声が多く上がっています。

「生のイモの形で消費者は興味本位で庭の畑に埋めてしまったり、そういうものからいろんな病害虫が土に付く。汚染されるのが、やっぱり恐怖」

長崎県の農業関係者
拡大する

 全国で反対の声が上がっていて、先月31日は長崎県の農業関係者が農水省を訪れました。

 現在、生鮮ジャガイモの輸入については病害虫が持ち込まれるリスクを避けるため、ポテトチップスの加工用に限って認められています。

検討が進む背景に米国圧力

 輸入解禁の検討が進められている背景には、アメリカからの圧力が見え隠れします。

輸出拡大したい農作物にジャガイモを名指し
拡大する

 去年行われた関税交渉で合意には盛り込まれませんでしたが、トランプ政権は輸出を拡大したい農作物としてジャガイモを名指ししていました。

鈴木農水大臣
「我が国の農業に悪影響を与える恐れがある病害虫の侵入をどんなことがあっても許さないと強い決意の下で、毅然とした姿勢で協議して対応してまいります」(先月28日)

(2026年9月2日放送分より)

この記事の画像一覧
外部リンク
この記事の写真をみる(5枚)
このまま画像を見る
続きは広告を見た後にご覧いただけます
クリックして広告を見る