
元大阪地検検事正からの性被害を訴える元検事の女性が先月31日に退職し、会見で検察の組織的な隠蔽(いんぺい)を防ぐ検証機関の必要性を涙ながらに訴えました。
無念の退職 隠蔽体質批判
「私は検事の仕事が大好きで、天職だと思っていました。この8月末で検事バッジも返却し、検事の仕事を失いました。言葉にできないほど悔しいです」
涙で声を震わせ、退職を余儀なくされたと話す元検事の女性。女性は、元大阪地検検事正の北川健太郎被告(66)から性的被害を受けたと訴えています。
おととし10月の初公判では起訴内容を認め、争わないとした北川被告。しかし、その後、無罪を主張する方針に転じ、裁判は2年近く開かれていません。
この事件を巡っては当時、検察事務官だった副検事が「女性が同意していた」などとうその内容を周辺に漏らしたとして、名誉毀損の疑いなどで告訴・告発されました。
しかし、検察は去年3月、副検事を不起訴処分としています。
女性は、検察が事件を組織的に隠蔽していると厳しく批判したうえで改革を訴えました。
「検察幹部は腐っている」
元検事の女性は1日に検察庁を批判し、改めて第三者機関の設置を求めました。
「私自身は正直言って、傷つけられ続けて8年ですので、この件から離れたいし、逃げたいし、考えたくないし、楽しいことをしたいです。自分が受けた経験というか、今まさに受けているこの経験を皆さんにお知らせしないと。検察組織の違法・不正がまた埋もれてしまう。一生懸命働いている検察官も事務官もたくさんいる。幹部職員が本当に腐り切っている。これを明らかにして声を広げていき、検察に対する第三者の監視機関と、検察や国家権力からの人権侵害に対して、独立した調査や検証や再発防止をする組織が必要だと思う。そのために声を上げ続けて、戦い続けていかざるを得ない気持ちです」
(2026年9月2日放送分より)
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