2日、東京エムケイのオーナーが従業員に対してパワーハラスメントを行ったと週刊誌などで報じられた問題について、同社が記者会見を開いた。
【映像】「オーナーは椅子の他に何投げた?」質問の瞬間(実際の様子)
冒頭、代表取締役の松原京美氏が「この度、弊社社主による従業員への言動が週刊誌などに報じられる事態となりました。お客様、従業員、関係各位、並びに社会の皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
同社によると、問題が発生したのは8月13日の午前6時~7時頃、東京都港区にある営業所の点呼室。当時、点呼のため15人ほどの乗務員(運転手)が集まっていた。松原社長が休暇で不在にしていた際、たまたま東京に居合わせた同社オーナー(松原社長の実弟で、役員ではなく完全な株主)が営業所を訪れ、インバウンド需要の増加を受けて進めていた英語教育の一環として乗務員たちに対し英語のテストを実施した。その際、交差点を意味する「インターセクション」などの単語を尋ねたが、誰も答えられず、激怒したという。
激高したオーナーは英語で暴言などを浴びせた。さらに、椅子を投げたほか、テーブルに置いてあったプラスチック製の指示用ボード、自身が飲んでいた水の紙コップを潰して投げつけるなどの行為に及んだ。投げられた物はいずれも乗務員には当たっておらず、けが人は確認されていないという。
松原社長は、社内カメラの映像で事態を確認したとし、「とんでもない動きをやっていた。これはもうとんでもないということで(弟を)呼び、62歳の弟に姉が大ゲンカをいたしました。『これでは会社が潰れる、どうするんや』という話にもなりました。本人はやったことに対して申し訳なかったと反省はしていました」と説明。自身の不在中に発生したことについて「周りの従業員は止められなかった。私が休んだことが最大のミスであり、すべての原因だと思っています」と悔やんだ。
今後の対策として、担当者は「顧問弁護士と相談のうえ、事実関係は明らかなので第三者委員会は開かない。役員や管理職向けのハラスメント研修をしっかりと行う。また相談窓口を設け、現場の指導不足を改め教育体制を整える。労使関係を維持しながら、組合とも協議を進めていく」と説明した。
松原社長は「万が一、またオーナーが来て暴れたときには、弟ながら警察を呼ぶしかない。そうしないと会社を守れない。そうした決断をしました。組合にも暴れるようなことがあれば警察に電話するよう伝えました」と話し、さらに「報道が出た時点で、今後はオーナーに会社に出入りしないようにしてもらう。できれば株を売って株主から抜けてもらえたらなという思いがあります」と、オーナーとの関係を断ち切る意向を示した。
(ABEMA NEWS)

