
公民館で自治会長だった男性を殺害したなどの罪に問われている男の裁判が7日に開かれました。男は地域活動の中で男性や近隣住民の言動に恨みをつのらせ、その仕返しとして犯行に及んだことが明らかになりました。
【画像】サバイバルナイフで背中を4回刺して殺害した罪などに問われている被告 動機は?
男は起訴内容を認める
7日の初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めたのは、澳塩孝之被告(55)です。
澳塩被告は去年8月、静岡市の公民館で自治会の集まりに参加していた元自治会長の石上義之さん(当時78歳)の背中をサバイバルナイフで4回刺して殺害した罪などに問われています。
裁判で動機の一つとして語られたのは、町内の運動会で起きた出来事でした。
弁護側の主張は
弁護側
「石上さんが自分や家族に嫌がらせをして、地域を恐怖支配しようとしていると捉えてしまい、怨恨(えんこん)の気持ちをつのらせてしまった」
弁護側はおよそ20年前、地域の農家らの集まりで、澳塩被告が石上さんから副会長をやるように言われたと主張。
また、時期は不明ですが、町内会の運動会で石上さんではない誰かに後ろから体当たりをされたといいます。
精神疾患、自閉症の影響で理性が抑制できなかったとも主張しました。
検察側の主張は
検察側
「石上さんや地域住民の言動を自分への嫌がらせであると捉えた。石上さんへの恨みをつのらせ、仕返しとして犯行に及んだ」
検察側は、澳塩被告が犯行前に子どもの口座に合わせて5400万円を送金するなど、身辺整理を行っていたと指摘。
澳塩被告には精神障害が認められるが、善悪を判断する能力や行動をコントロールする能力には問題がなかったと主張しました。
裁判は8日に被告人質問が行われ、17日に判決が言い渡されます。
(2026年9月8日放送分より)
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