
岐阜県本巣市のケーキ店が入る建物が燃えて3人が亡くなった火事は、放火・殺人事件とみられています。同級生の集まりに招かれていなかった男性が、なぜ現場にいたのか。当時の状況が少しずつ見えて来ました。
焼け跡から“携行缶”見つかる
時には、祭壇に収まり切らないほどの人形を供養することも。亡くなった林寛至さん(70)は葬儀社を経営していました。

近隣住民
「人がやらないことをやっているような会社。いろいろ手広くやっているような会社、今は。会社経営者としてはすごい敏腕な社長」
林さんは「どのような葬儀スタイルでも、施行可能なのは弊社だけ」という思いで地域の要望に応えていました。
その林さんが放火・殺人事件に関与したとみて、警察が調べているケーキ店の火事。中学時代の同級生10人が集まり、麻雀などを楽しんでいたところに、招かれてもいない林さんが現れたとみられています。

会合参加者からの通報
「人が刺されました。ガソリンをまいています。火事になっています」
林さんを含む3人が亡くなりました。

まかれた液体が実際にガソリンだったかどうかはまだ明らかになっていません。ただ、焼け跡からガソリンなどを入れる『携行缶』が押収されていたことが新たに分かりました。
死亡男性の刺し傷 深く正面から
現場から見つかったのは、携行缶だけではありません。

近隣住民
「女性の声がした『助けてください』と。何かあったのですかと尋ねたところ『1人、中で刺されてまだいます』」
凶器として使われたのか、建物の中からは複数の刃物も見つかっています。集いに参加していて亡くなった男性の腹部にあった刺し傷は、大動脈にまで達していました。正面から刃物で深く刺されたことも新たに判明。この男性に“強い殺意”があったのでしょうか。
捜査対象の男性は「修験道みたい」
警察が捜査対象とする林さん。その葬儀社と取引をする男性に話が聞けました。

林さんが経営する葬儀社の取引先
「真面目にこの界隈(かいわい)で一番信頼のおける葬儀屋さん。林さん修験道みたいなのを信仰してみえるというか」
(Q.修験道とは)
「滝に打たれたり修行して霊力を養いたいみたいな。アフリカに行って大きな木を買ってきて数珠を作って、葬式をあげた方々にプレゼントしたり」

(Q.林さんの周りでトラブルは)
「私も全然分からない。教えてほしいぐらい」
警察は、林さんが現場にいた理由や、会合の参加者とトラブルがなかったか調べています。
