
利上げするかを判断する日銀の会合が来週に迫るなか、また審議委員が「利上げ」の必要性を強調しました。この発言の影響は?
“円高”両替所に客殺到
円高が続く中、東京・新宿の両替所には多くの人が詰めかけています。
数万円を米ドルに
「円をアメリカドルに替えた。ちょうど(ドルが)安くてラッキー」
10万円を米ドルに
「今できる時に(両替)やっておこうと」
1日には160円台前半をつけていた円相場は、1週間で一気に7円ほどの円高となり、ここ新宿の両替所では、通常1日300人の来客が500人に増えたといいます。
外貨両替会社 インターバンク 佐藤豪代表
「シルバーウィークが迫っているので、円高ドル安になった水準で、みなさんここぞとばかりと(ドルを)買われていると思う」
日銀委員「利上げを」影響は?
一気に上がった円相場の背景。10日、日銀審議委員の一人、増一行氏が福井県で講演を行いました。
日銀 増一行審議委員
「引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくことになる」
金利引き上げの継続を強調した増審議委員。審議委員とは、どのような影響力を持つのでしょうか?
経済部 北村莉子記者
「日銀には政策金利などを話し合う政策委員会が置かれる。そのメンバーは、植田総裁と2人の副総裁、6人の審議委員で構成されています。来週の決定会合でも、利上げなど金融政策の方針を多数決で決める。審議委員一人ひとりの発言や考え方が重要」
日銀・審議委員の発言は、円高を加速させる一因として指摘されています。
日銀 審議委員 高田創氏
「(利上げは)年に2回というような状況ではなくて、新たな状況に対応した機動的な対応が必要になってくる」
一般的に金利が上がることで利息が上がり、円高になりやすい傾向があります。実際、高田審議委員の発言の翌日、円相場は3円上昇しました。
10日、講演後の増審議委員の会見では…。
増審議委員
「(Q.大幅な利上げはあるか?)今までの慎重に見ていく形で進むことになるかなと思っています」
会見では、踏み込んだ発言はありませんでした。
6人の審議委員の中でも、利上げに積極的か消極的か濃淡分かれる中、中立的とみられる位置にいる増審議委員。その発言は、円相場にどのような影響をもたらすのでしょうか。
北村記者
「今回の増審議委員の発言を受けて、円相場に大きな影響はありませんでした。というのも、利上げペースを速めるべきだととれるような発言はありませんでしたが、今月も含めて利上げを否定するような発言もなかったと市場は受け止めたようです」
(2026年9月10日放送分より)
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