
16日に公開された豪華クルーズ船の内部です。今、国が4倍に増やそうとしている「クルーズ旅行」。一体なぜ今クルーズなのか。「高くて長い」そんなイメージが変化しているんです。
豪華クルーズ船
客室は全室スイート。今いるのは最も多いタイプの部屋です。ベランダで過ごすこともできます。229室のうち、およそ9割がベランダ付き。横浜で16日に姿を現したのは、19日にデビューする新しいクルーズ船です。
おすしを楽しめるレストランやデッキには、こんなものも。
クルーズの間にはあいにくのお天気ということもあるのですが、このように足湯であればプールに入らなくても屋外で楽しむことができます。
優雅な船旅を楽しめる空間が広がります。
クルーズ旅行の経験があるという女性は…。
クルーズ旅行の経験がある人
「バルセロナとイタリアの2つ乗りました。飛行機であっちこっちの国に行くのは大変。動くホテルみたいでありがたい」
国は年間100万人目指す
魅力あふれるクルーズ旅行ですが、今、国はある目標を掲げています。
去年24万3000人だった日本人のクルーズ船の利用者を4年後の2030年までに100万人に増やす計画です。
なぜ、クルーズ人口を増やしたいのでしょうか。その理由を聞いたのは…。
“クルーズ発展”の有識者検討会
池田良穂座長
「クルーズ客船のキャビンの中にいます。プライベート、好きで乗ってます」
クルーズ人口拡大の有識者検討会の池田座長です。
「クルーズを楽しむ世界中の人々の数、今3400万人ぐらいまでになってきています。クルーズの産業としては、30兆円という非常に大きな産業になってきている。観光立国を目指す日本でもクルーズという分野を少し広げていきたい」
では、どう広げていくのでしょうか。鍵となるのが、海外船を日本の港に呼び込むことです。日本には90以上の港があります。
「乗客が1人当たり2万2000円ずつ落としていると、4000人乗っていれば、かなり大きな金額になる。しかも、クルーズ客船が日本の色々な港に行く、色々な地方に観光の経済波及効果を及ぼす」
一方で、日本人の利用者は年間24万余り。4年後に100万人を目指すには、4倍に増やす必要があります。
高額&長期に変化?
そこで課題になるのが、これまでのクルーズのイメージです。
50代女性
「(ハードルが)高い。そんなに休み取れない」
「あんまり長いと嫌」
街で多かったのは「高い」「長い」という声。
「欧米でも(価格が高い、期間が長い)打破するために、値段が安いクルーズが比較的短い、基本的には1週間以内でクルーズができるようなシステム」
その1つのモデルが1960年代からアメリカで広がった大衆向けのクルーズだといいます。
「年収約300万円の人が気軽に乗れるようなクルーズ。主に大型船で、1隻に数千人のお客さんを乗せて、そういうことで1泊あたり日本円で2万円。非常にお買い得なレジャーになる。ビジネスが日本で定着したら、100万人も夢ではない」
そして今回、日本でデビューする船もクルーズを身近に楽しんでもらうことを目指しています。
例えば、短い日程のクルーズでは12月に横浜から名古屋に向かう1泊2日のプランがあり6万円台です。
商船三井クルーズ 営業戦略部
田中佑典さん
「今、日本のクルーズ人口、大体60代~70代が非常に多い。その中で短いクルーズがあれば、40代~50代にも休暇の選択肢の一つ、有力候補として考えていただけることを期待したい」
(2026年9月16日放送分より)
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