
日本経済に大きな影響を与える会合が、アメリカで始まっています。円安にふれるのか、円高か、2つのシナリオが見えてきました。
物価高に悲鳴
買い物客
「ピーマンの詰め物の材料を買っただけで45ドル(約7000円)。ニューヨークに住んでもう3年、その間物価は上がりっぱなし」
ニューヨークのスーパーをのぞいてみると、この牛乳は1パックでおよそ1リットルですが、約660円です。そしてオーガニックの卵は12個で約1550円です。
さらに日本でも見かけるケチャップがアメリカではおよそ1900円します。
物価高で悲鳴が上がる中、アメリカの中央銀行にあたるFRBで、金融政策を決める会合が始まりました。
インフレ対策で利上げに踏み切るのか、それとも据え置きなのか、どちらの道に進むかで日米の為替にも大きな影響があります。
2つのシナリオ
では、FRBが利上げに踏み切ったその時、何が起きるのでしょうか?
経済部 進藤潤耶デスク
「かなりの市場関係者が今回、アメリカは利上げするとみています。実はそれを見込んで円相場はすでに1ドル=155円台とひところより少し円安に動いています。日本でも、あすあさっての金融政策決定会合で利上げを決めるとみられていますから、日銀・FRB共に利上げして政策金利の差はそのままとなると、今の状態から大きくは変わらないと考えられます」
市場関係者が注目するのは、政策金利を発表する時のFRBウォーシュ議長の発言です。
進藤デスク
「前提として日銀は利上げペースを加速する。つまり今回だけでなく、年内にもう1回利上げするという見方が市場には広がっています。そこで市場が知りたいのは『アメリカはどうするんだ』という一点です。ウォーシュ議長はあす、日本の明け方に記者会見します。そこで政策金利の先行きをどう表現するのかが注目されています」
「“今後も利上げしそうだ”と市場が解釈すれば、日米の政策金利差は変わらないですから、今の円相場の水準は大きく変わらないでしょうが、逆に“今回の利上げは特別で、先は分からない”となれば、円高にふれる可能性があります」
一方で、FRBが金利を据え置いた場合は、為替が大きく動く可能性があるといいます。
「市場関係者ほぼ全員の思惑が外れたことになるのでサプライズです。円高が進みます。場合によっては1ドル=150円を割って140円台までいくこともありうると指摘する専門家もいます」
アメリカの政策金利は日本時間の17日未明に発表されます。
(2026年9月16日放送分より)
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