
新物のイクラが入手困難になっています。秋サケ漁が歴史的不漁だった去年よりも深刻な状況で、価格も去年の2倍になっています。イクラもお得に手に入れる方法はあるのでしょうか。
秋サケ超不漁 スジコも高い
つやつやと輝くオレンジ色のイクラ。
北海道で秋サケからとれた新物のイクラが16日、今シーズン初めて都内の居酒屋に並びました。ところが…。
田無漁港直売所 早津茂久社長
「(秋サケは)去年も記録的な不漁と言われていた。今年はさらに半分という壊滅的な状況」
番組が向かったのは都内の鮮魚店です。
例年、この時期は北海道産の秋サケからとれた生スジコと新物のイクラが売られていましたが…。
中與商店武蔵小山店 藤井禎基副店長
「本当に秋サケがとれなくなる前ぐらいは、だいたい国産が主流だったが、今年も秋サケの不漁が続いていて、当店に関しては(国産の)生スジコの入荷が全くない状態」
16日、店に並んでいたのは、去年作られた冷凍もののアメリカ産のイクラとしょうゆ漬けのスジコです。価格は前の年と比べて3割アップしています。
イクラ100グラムあたりの小売価格は年々右肩上がり。今年7月までの値段は2185円と、5年前のおよそ4割増しにもなっています。
鮮魚店によると、国産の生スジコは前の年と比べて2.5倍に。そのため、仕入れを断念しました。
「苦しい経営」海鮮居酒屋
西東京市にある海鮮居酒屋では…。
早津社長
「生スジコもイクラも去年の倍。スジコは倍以上の値段。値段が上がる一方で、もう経営が苦しい状態」
新物を楽しんでもらおうと、豊洲市場で生スジコを仕入れましたが卸価格で1キロ2万円。去年の2倍です。
イクラは生スジコから作ります。40℃ほどのぬるま湯につけ、ほぐしてから冷水でしめます。あとは、しょうゆベースの特製のタレに漬けて完成です。
店では16日、軍艦巻きとおつまみにして提供しました。
客(30代)
「イクラが踊っている。すごいプリプリ」
客(40代)
「(普段)あまり食べないが、きょう食べたら、すごいプチプチしていて、おいしかった」
利益はほとんどない状況に早津社長は…。
「本当は(値段を)上げたいところだが、一応値段は据え置きで頑張っている。一応在庫がある限りは、この値段でやろうと思っている」
イクラのお得な入手方法は
国産イクラの値段が上がるなか、ふるさと納税の情報サイト運営者・福田航太さんに話を聞きました。
「今年も今のところ提供されている返礼品、1万円あたり150グラムから180グラムが平均だが、実はまだ今年の圧倒的な記録的不漁みたいなものが、あまり反映されていない可能性が高い」
今の時期に納税すると、返礼品としてもらえるのは去年の冷凍もの。新物イクラが出回る年末からは、同じ寄付金額でも受け取れるイクラの量が減る可能性が高いということです。
(2026年9月17日放送分より)
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