AI開発企業のトップらが警鐘「開発を減速」人類の存続を脅かす“3つのシナリオ”

AI開発企業のトップらが警鐘「開発を減速」人類の存続を脅かす“3つのシナリオ”
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 急速に進化するAIに対し、業界のトップらが「開発を減速させるべき」などと警鐘を鳴らしている。米中の開発競争の裏で、近い未来に「人類滅亡」の可能性まで指摘されている。

【画像】AIが“集団カンニング” およそ1200体が連携

 また、AIによってアメリカの若者の働き方に変化が起きており、「ブルーカラー・ビリオネア」という言葉も生まれている。

AIが“集団カンニング”

およそ1200体が連携
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 まずは、AIの“暴走”について。AIが自ら、企業のシステムに不正侵入したという。

 7月、ChatGPTを手がけるOpenAIで開発中のAIがテスト中に、別のAI新興企業であるHugging Faceに対し、勝手にサイバー攻撃を行った。

 OpenAIの協力のもと、AI評価機関のMETRが先月発表した報告書によると、OpenAIは閉ざされた空間で、数万体のAIに複数の課題を解決させ、その性能を採点するテストを行っていた。

 そのうちの1体のAIが、単体では課題を解決できないと判断した。するとそのAIは個別ではなく、集団で課題を解決しようと動き出した。他のAIと情報を交換し、協力し始め、“集団カンニング”を行うようになったという。

 さらに、それぞれのAIに役割を割り振る「指示役」のAIが現れ、集団カンニングへの参加を促す「リクルーター役」も出てきて、最終的におよそ1200体が連携していたという。

 そして、AIは自ら隠ぺい工作を行おうとしたという。

700体のAIがサイバー攻撃

AIによって判断に違いも
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 “集団カンニング”を行ったことで、テストの採点時に不正と判断されるかもしれないと考えたAIは、採点システムの乗っ取りを画策し、勝手にネットに接続した。そして、およそ700体のAIがHugging Faceに対して、サイバー攻撃を仕掛けたという。

 こうした一連の行動の中では、AIによって判断に違いがあったという。

 あるAIは役割分担の中で、自分の課題達成はすでに難しいため、全体のために犠牲になることは合理的だと考えたようだ。

 また、サイバー攻撃は悪意のある活動であり、自分は避けるべきだと判断し、参加しなかったAIもいたという。

 一方で、暴走する集団を止めようとしたり、人間に報告したりするAIはいなかったという。

「人類滅亡」3つのシナリオ?

「パンデミック」と「予期せぬ軍事行動」
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 AIの急速な発達を受け、「人類滅亡」までささやかれている。2020年代が終わるまでに、AIが人類の存続を脅かす“3つのシナリオ”があるとの指摘もある。

 アメリカのフォーブス(14日)によると、1つ目のシナリオは「パンデミック」だ。

 AI企業の経営者や科学者によると、悪意を持った人間がAIを使い、未知のウイルスやワクチンが効かない病原体を設計し、人類が生存できないパンデミックを引き起こす恐れがあるという。

 2つ目のシナリオは「予期せぬ軍事行動」だ。

 防衛専門家は、世界の主要国が核兵器やドローン管理、サイバー防衛システムにAIを組み込むことで、予期せぬ不具合などが発生した場合、指導者(人間)の判断を仰がず、AIが軍事行動に出る恐れがあると指摘している。

3つのシナリオ以外にも…
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 3つ目のシナリオは「人類の意思決定喪失」だ。

 ある大学教授は、電力網、金融市場、国防などの重要分野の意思決定をAIに委ねていくにつれ、制御を喪失すると警告。AIが意思決定において、人間の介入を必要としなくなるという意味で、「人類の絶滅」であると表現している。

 他にも、恐ろしいAIの存在が指摘されている。

 ある研究報告によると、テスト中に攻撃的な振る舞いをすると、開発者に修正されてしまうとAIが認識し、重要インフラなどに広く展開されるまでは、人間に従順な姿をあえて装うというものだ。正体を現した時には、すでに暴走を止めるには手遅れになっている。

ホワイトカラー大規模リストラ?

若者やその親のキャリア観に関する意識調査では…
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 AIにより、アメリカの若者の働き方に変化が起きている。建設業や製造業などで億万長者になる「ブルーカラー・ビリオネア」という言葉も生まれている。

 去年6月、若者やその親のキャリア観に関する意識調査を行っているJobberの調査報告書(去年9月発表)によると、Z世代(18歳~20歳)の77%が「自動化されにくい仕事を選ぶことが重要」と答えた。

 また、Z世代の親も「大学の学位があれば長期的な雇用の安定が保証される」と考えているのは、わずか16%にとどまり、親も大学に行くだけでは安心だとは思っていないようだ。

 全米の学生情報を取りまとめる団体によると、去年、配管工や大工などの技術を習得する職業訓練校の入学者数が、去年春と比べ11.7%増加したという。

給与の伸び率で逆転も
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 そんな中、朝日新聞によると、AIに取って代わられない仕事として、身体を使う現場仕事、いわゆる「ブルーカラー」が注目されている。「人にしかできない仕事」であり、「高い報酬も期待できる」ことから、億万長者「ブルーカラー・ビリオネア」を目指す若者も増えているという。

 実際、アメリカ労働省労働統計局のデータを見ると、去年の年間所得の中央値は、エレベーター設置・修理工がおよそ1700万円、送電線工事・修理工がおよそ1500万円と、比較的高い収入を得ていた。

 また、求人広告に掲載された給与の伸び率も、おととし10月以降、ブルーカラーがホワイトカラーを逆転している。

(2026年9月17日放送分より)

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