
【全文】林前総務大臣 退任会見 (午後2:30分ごろ)

午前中の閣議で辞表を提出してまいりました。
昨年10月21日に着任し約11ヶ月高市内閣の一員として総務大臣を務めてまいりました。
職員はもとより、関係者の皆様またマスコミの皆様にも大変お世話になり感謝を申し上げます。
国民生活に広く密接な関わりのある幅広い行政分野を諸々する総務省において、地域の現場を知ってさまざまな声を聞きながら政策を進めていく、そのサイクルを回していくことが重要という信念のもとで26道府県を訪問するなど、現場の実情や地域の課題の把握に努めてまいりました。
また任期中は、令和8年度に必要な予算の確保のほか6本の法案とNHK予算の成立など、物価高に直面されている国民の皆様また地域課題の解決に懸命に取り組む地方公共団体の皆様に対して、一定の方向性を示すことができたのではないかと考えております。
今後とも総務省の皆さんには、政策を学び考えるだけではなく、現場に飛び込んで思いを深めること、「両者のバランス」これを大切にして総務行政の発展に力を尽くしていただきたいと思います。今後の取り組みに大いに期待をしております。
メディアの皆様にも、総務省の施策を適時適切に取り上げていただくなど大変お世話になりました。
心より感謝を申し上げて、退任のご挨拶とさせていただきます。
【質疑応答】
Q:在任期間を振り返って特に注力した政策およびそこに込められた思いは?また新しい大臣に引き継ぎたい事項は
A:冒頭にも少し触れさせていただきましたが、国民生活に密接な関わりのある幅広い行政分野を所掌する総務大臣を務めさせていただくにあたりまして、やはり地域の現場を知ってさまざまな声を聞きながら政策を進めていくという強い思いを持って取り組んでまいりました。
実際に26道府県を訪問して地域でいろんな声を聞くことができました。実際にこの本省で説明を聞くよりもこの色がついた奥行きのある現場の声を聞くことができたというふうに思っておりまして、それを反映するサイクルを回すことができたと思っております。
力を入れた政策というのを網羅的に挙げるのは困難でございますが、在任中、地震ですとか豪雨ですとか林野火災、自然災害が全国各地で発生をいたしまして対処に当たったということが一つ印象に残っております。
特に令和8年の熊本地震の発災にあたりましては被災自治体をしっかりと支えていくために緊急消防援助隊の派遣などによる消防による救助、それから通信環境の確保、職員の応援派遣、そして特別行政相談活動などなどできることは何でもやるという気持ちで積極的に取り組みました。
このほかも、あげるときりはありませんが地方行財政、選挙、消防、情報通信、放送、郵便、行政相談、行政評価、統計、各分野においてそれぞれの課題解決に向けて一生懸命取り組ませていただいたというふうに思っております 。
人口減少、高齢化、急速に進展している中でございますので 強い経済と、そして特に地方。 持続可能な地域社会、これを実現していくのかということが 非常に重要になってくる中で 総務省に課された使命は非常に重たいというふうに思っております。
次の大臣にも、しっかりとそういったことも含めて引き継ぎをさせていただいたらというふうに思っております。
Q:もともと地方の仕事をしたいということで総務大臣に就かれたという経緯もあったかと思うが、この1年間という期間での退任、やり残したこと心残りは
A:行政は常に止まることなく動いておりますので新しい課題が次々と生まれてまいります。
また地方にまいりましていろんな声も聞いてそれが全部反映されきっているかというとそうではないというふうに思います。
その中でまさに今、動いているという案件で申し上げますと飲食料品消費税率の臨時的な引き下げ及び就業者負担軽減支援金の導入に関する大綱。これ一昨日、閣議決定をされまして 地方団体と丁寧な協議をこれからも進めていくというところであったと。
それからふるさと住民登録制度。今年はモデル事業を今やらせていただいておりますが、これの開始に向けて準備を進めているところ。そういう案件があったかなというふうに思いますが、いずれにいたしましても新大臣にしっかりと引き継ぎを行って新大臣のもとで、切れ目なく総務省の政策を前に進めていただくことを期待しておるところでございます。
Q:今回の内閣改造によっては大臣が高市総理に対して続投を希望されていたという報道があったが続投を希望したという事実関係があったのか、また高市総理とは人事を巡ってこの間どのようなやり取りがあったのか
A:人事に関することはこれまでも申し上げてまいりませんでしたので、申し上げることは差し控えさせていただきたいと思います。
Q:人事に関して総理の専権事項という考えを度々示されてきたが、今回の退任という結果は何かポストを打診されたものを固辞したということではなく留任の要請がなかったという理解でいいのか
A はい、そのことも含めて人事に関することはお答えを差し控えたいと思います。
Q:総務大臣として多くの地域を視察した話があったが、その重ねた意義を今後、一政治家としてどのような活動に生かしていきたいか。
また、自民党では総裁候補として来年の総裁選にどのように向き合っていくか。立候補の可能性もあわせて
A:総務大臣として自民生活に広く密接な関わりのある広い行政分野、これを総務省は所掌しております。やはり現場を知って様々な声を聞きながら 政策を進めていくというサイクルを回していくことは大変重要だと思ってやってまいりました。26の道府県訪問したということは先ほど申し上げたとおりでございます。やはり現場に行きますといろんな厳しい課題の中で 行政の方ですとか、企業の方また住民の皆さんが一丸となってそうした課題に一生懸命取り組んで成果を上げられておられるということを目の当たりにいたしまして、この地域における可能性というのを大いに感じさせていただくことができました。
立場は変わりますけれども、今後も地域の声に丁寧に耳を傾けつつ地域の課題解決に資する取り組みに貢献したいと思っております。後段のご質問については総務大臣として今ここに来ておりますので差し控えたいと思います。
Q:先日の岡山での視察の際に、どんな立場になってもその地方の仕事に関してはやっていきたいというような発言があったと思うが、視察という形で地方を回ってきたなかで、これから閣外に出た中で地方に足を運ぶなど政治活動についての方針は
A:先ほどもお話しさせていただきましたが、これで立場が変わるわけでございますが、今後も地域の声に丁寧に耳を傾けつつ地域の課題解決に資する取り組み、これに貢献してまいりたいとそういうふうに考えております。
Q:26道府県を回り、東京を除くとあと20あるかと思うんですけど今後どういうふうに回っていきたいか
A:東京も回るところがないと申し上げたことは今までもないわけでありますし、また逆に山口県は回るといいますかいつもいろんな方とお話をしておりますので、それ以外ということになるかと思いますが、今までは総務大臣として2つの形で訪問させていただいておりましたので、また今後は一議員ということでいろんな活動を先ほど申し上げたような考え方に沿って何ができるかしっかりと考えていきたいと思っております。
Q:文化芸能等に非常に造詣が深いと感じているが、こちらの方面の活動は
Aお褒めに預かって恐縮でございます。いろんな議員連盟等で政策活動をしていることはございますが、総務大臣としての会見ですので 詳細は差し控えさせていただきたいと思います。
Q:総務大臣としてはやはり 少し後ろ髪を引かれるというか、そういうご気持ちがやはり強いですか
A:後ろ髪はあまりないもんですから (笑)

Q:でもやはり少し心残りは?
A:やり残したことというのは先ほど朝日さんの問いにお答えしたとおりですが、心情的には1年近く皆さんと一緒に仕事をさせていただきましたので、当然一末の寂しさというものは感じております。
Q:もう少しやりたかったなというものは ?
A:先ほどもやり残したと思われることはあるかというお問い合わせがございましたので、何がやり残したということよりも、今動いている案件というのは常にあるわけでございます。
私も何度か大臣に就任して、当然辞めるところも経験をしておりますので、常にそういうことではないかというふうに思っております。
Q:「じいじになりました」という報告があったが、どういった形で孫さんと関わっていくか
A:総務大臣としての会見でございますので、極めてプライベートなお話ですから一人のじいじとしてですね、向き合っていきたいというふうに思っております 。
Q:これまで総務大臣のほか農林水産大臣とか外務大臣とかいろいろと経験されてきたが、今回閣外に出たことによって地方行政の意欲、地方の問題に対する意欲を示されたが、それ以外の課題についてどう取り組んでいきたいか
A:先ほど日本テレビさんのご質問にもお答えをいたしましたように、せっかく地域との地域の政策というのを取り組んでまいりましたので、今後も地域の声に丁寧に耳を傾けながらですね、地域の課題解決に資する取り組みに貢献してまいりたいと考えております。
それ以外の分野についても、これまでいろんな役職を経験させていただきましたし、 議員連盟等々でいろんな活動もございますので ゆっくりと 考えていければと思っております。
Q:少子高齢化、人口減少の中、地域の課題解決というなかで何が一番の課題になるのか
A:地域の課題解決というのはたくさんあると思いますが、冒頭で申し上げたかもしれませんが、地域にはいろんな課題があって当然、少子高齢化ですとか過疎というのはその課題の一つであろうというふうに思っております。
高知県に参りましたときに、知事さんからスマートシュリンクという言葉を聞かせていただいてなるほどなと思わせていただきました。日本全体で国勢調査でありましたように、この人口が減少していくというトレンドが少し強まってきているというのが国勢調査の速報でございましたので、スマートシュリンクという考え方は 人口が当面減っていく中でも 生き生きとした地域社会コミュニティというのを しっかり維持していくためにどうするか、とそういうような考え方でもってやっていくと、 こういう考え方だろうと理解をしておりましてこの概算要求で打ち出したAX等もいろいろ用いながらそうした考え方に沿ってやっていくというのは、一つの在り方ではないかというふうに思っております。
お世話になりました ありがとうございました。
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