
台風25号が関東に最接近するなか、東京の都心・渋谷でも大粒の雨となっています。シルバーウィーク真っただ中の街では、ボタボタと皆さんの傘や身体を雨が濡らしています。足元に目をやると、排水しきれなくなった水が出てきました。こうした強い雨が降り続く中、各地で被害が出ています。
台風25号 東京を直撃
夕方を前に東京の空も荒れてきました。雨が激しく地面をたたきつけ、風が街を激しく吹き抜けます。
東京・大田区の橋の上です。路面の上に行き場を失った水がたまり始めてきました。そうしたこともあって、車が高く水しぶきを上げるようになってきました。
お台場のカメラ。正午ごろはまだ見えていた景色は、徐々にかすみ、午後2時には車はライトをつけて走るほどに。そして午後3時、視界は真っ白になりました。
道路では、排水が追いつかなくなり、内水氾濫の危険も高まります。
川も一気に増水。大田区を流れる多摩川も、普段と比べると増水しているのが分かります。
杉並区を流れる善福寺川。午前6時ごろは川底が見えるほど穏やかでした。それがわずか1時間ほどで水位は橋げた近くまで上昇。濁った水が白い波を立てながら流れていきます。
善福寺川にはレベル4「氾濫危険警報」が出ています。
シルバーウィークの渋谷に大粒の雨が降ってきています。立っていても、皆さんの傘にぶつかる雨音が大きく聞こえてきます。
さらに、都内では、港区、品川区、大田区などにレベル4土砂災害危険警報が出されています。
東京に迫る台風。その威力は、すでに伊豆諸島に大きな爪痕を残しています。
伊豆諸島に特別警報
午後1時ごろの伊豆大島。大雨が屋根を激しく打ち付けます。風も吹き荒れます。
住宅街には人や車の姿はありません。降り始めからの雨量は500ミリを超え、9月ひと月分の平年値を上回りました。
記録的な雨で道路は冠水。
撮影者
「昼前に少し強めの圧迫感のあるような雨が降り続いた。車のミラーくらいまで入ってしまいそうな冠水で、流れも急になっていてうず巻いたりして。いつもなら突っ切るが、走行しようと入ると途中で止まって身動き取れなくなる可能性があるので引き返した」
伊豆大島にはレベル5土砂災害特別警報が出され、気象庁が警戒を呼びかけました。
気象庁 大気海洋部
細見卓也予報課長
「雨が降っている間は危険度が高い状態が続き、その後もまだ危険が続く。最大限の警戒をお願いしたい。これから関東地方は大雨の警戒レベルが高くなっていく。今後さらに厳重な警戒が必要」
今のところ、伊豆大島では人的被害は確認されていないということです。
さらに南の八丈島では、午前7時ごろ暴風域に入りました。
午後2時前の八丈島は雨風のピークを迎えています。風がものすごい勢いで吹き付けてきます。周りの草木も激しく揺れています。
木々は激しく揺さぶられ、海には白波が立ちます。
ホテルでは、風の影響で窓ガラスが割れる被害も…。スタッフが対策に追われます。
観光にも影響
シルバーウィーク3日目。観光にも影響が出ています。
羽田を発着する日本航空と全日空、合わせて281便が欠航。およそ4万2000人に影響が出る見込みです。
沖縄便が欠航した人
「12時の便が欠航になっちゃいました」
「最悪」
「(Q.どうですか?この台風)この台風、憎たらしい」
大型で強い台風25号は北上を続け、八丈島が暴風域に入りました。すでに千葉県など関東の一部も暴風域に入っていて、21日夜にかけて関東に最も近付く見込みです。
(2026年9月21日放送分より)
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