
連休を襲った台風25号。
【画像】大型連休の観光地も混乱…台風25号 関東に記録的大雨 各地で土砂崩れ相次ぐ
21日の午前中、関東や伊豆諸島では、台風25号からの非常に湿った空気が流れ込み、発達した雨雲がかかり続けました。午後になると、追い打ちをかけるように、台風本体の雨雲がかかり、各地に記録的な雨をもたらしました。
気象庁は、午後0時40分、伊豆大島に『レベル5土砂災害特別警報』を発表しました。48時間雨量が、800ミリを超えていて、観測史上1位となっています。
千葉県君津市でも、警戒レベル5の『緊急安全確保』が出ました。県によりますと、小糸川で氾濫が確認されたということです。県内では、市原市や袖ケ浦市などでも発令されました。
大型連休の観光地も混乱
鎌倉駅前では、冠水のため動けなくなったのか、車を押して移動させる人の姿がありました。

延増惇ディレクター
「いま激しい雨が降り続いていまして、ご覧のように冠水している水量が増えていっているように思います。多くの観光客の方が、なかなかこの商店街を進めず、立ち往生している状態です。この冠水どこまで続いているのかわからないのですが、路地の奥のほうまで、水が広がっているのがわかります。かなり広範囲に広がっているように思います」
警察官の誘導で、道路を渡るグループも。
近くの藤沢市では、24時間雨量が9月の観測史上最大となる219ミリを観測しました。

横浜市では、24時間で297ミリの雨が降り、9月の観測史上最大となりました。また、三浦市では、観測史上最大となる308ミリを観測しました。
各地で土砂崩れ相次ぐ
神奈川県では、土砂崩れが相次ぎました。
横浜市港北区のアパートののり面が大きく崩れました。
近隣住民
「雷だと思ったんです。ドーンガラガラっていったので、雷だと思っていたが、午前3時ぐらいにノックされて、ドアを。『港北警察です』と言われて。まだ起きてたんですけど、『隣のアパートが土砂崩れになったので、貴重品と持ち出せるものを用意して、避難できるように動いている』と」

人が生き埋めとなった現場もあります。
横須賀市では、午後2時前、「土砂崩れで自宅が押しつぶされた」などと、外出中の男性から110番通報がありました。警察や消防によりますと、この家に住む60代の女性が土砂に巻き込まれ、生き埋めになっていて、現在も救助活動が続いています。
市内では、山から流れ出してきた土砂や木で、塞がれてしまった道路もありました。

また、三浦市でも、アパートに土砂が流れ込み、20代女性が巻き込まれたとみられます。
伝統の祭りにも影響
茨城県石岡市では、300年以上の伝統があるといわれる祭りにも影響が出ました。
関東三大祭りの一つといわれる『常陸國總社宮例大祭』。
今年は、練り歩きの時間を半分にするなど、大雨対策を十分に施し、決行しました。21日は、日中、それほどの雨にはなりませんでしたが、客足には響きました。

地元住民
「(Q.普段はもっとにぎわう)この倍以上はにぎわっている」
関東近郊の観光スポット、静岡県熱海市。
大雨のなか、予定を変更した観光客もいました。
観光客
「きのうは伊豆に泊って、けさ熱海に。朝食を食べただけで、商店街を歩いて駅にきて終わり。(Q.まだ11時前だが)早めに帰らないと大変だなと。いまから帰るだけ」
千葉県内 停電5万軒超
東京都心では、24時間雨量が226ミリと、今年一番の大雨となっています。これは、平年の9月1か月分に匹敵する雨量です。また、先月、豪雨となった千葉では、午後8時までの24時間雨量が351.5ミリと、9月の観測史上1位となっています。
東京・目黒区では、住宅街の壁が崩れました。
松本拓也ディレクター
「目黒区の住宅街なんですが、家の土台部分でしょうか。壁面が大きく崩れています。道路上には木の板、そしてブロックが散らばっています。車も1台、巻き込まれてしまったのでしょうか。車の横の部分がへこんでしまっています」
高さ約3メートル、幅16メートルほどに渡り崩れました。

近隣住民
「妻と娘が聞こえたみたい。地響きじゃないけど、そんな感じの音。(Q.誰もいなくてよかった)いやー本当、考えると恐ろしいけど」
東京電力管内では停電が発生。午後9時現在で、5万7000軒を超えています。特に、多いのが千葉県で、約49000軒となっています。
