
ロシアの下院選挙が行われ、プーチン政権与党の『統一ロシア』が、全議席の8割近くを獲得し、圧勝しました。
【画像】反戦野党を“排除” 隠れた民意 プーチン与党が下院選で“圧勝”も“平和望む声”
ウクライナへの全面侵攻後、初の下院選挙。侵攻に“ノー”と言わせない雰囲気が、3日間の投票開始前からありました。
ロシア プーチン大統領(16日)
「皆さんの選択が示すのは、兵士たちを何百万の人が支え、共通の価値観と記憶があり、祖国愛で結ばれた国民であることだ」

投票率は約59%。
投票所から聞こえてくる声の大多数は。
投票した人
「私たちの闘いと独立を、もっと強く支えてほしい。50カ国と戦争状態にあり、自由主義的な法律は要りません」
与党・統一ロシアは、全体の78%に上る議席を獲得する見通しです。

選挙期間中も、ウクライナからのドローン攻撃に見舞われるなかで、少し違った声も、一部で上がっていました。
投票した人
「ありふれたことですが、当選する人たちに願うのは、平和と穏やかな生活が取り戻してくれることです」
投票した人
「期待していること?戦争が終わることです。今、それが最も重要で、誰もが平和を望んでいます。若者たちが無事でいられるように」
そんな市民の声を歓迎している政党があります。
1993年、中道左派として結党された『ヤブロコ』。全面侵攻が始まった後、反戦を訴えるようになりました。
幹部の訴追なども相次いでいるなか、ルイバコフ党首に話を聞きました。
ヤブロコ ルイバコフ党首(17日)
「(この戦争に)勝者はいません。敗北の程度の問題です」

先月、ロシアの最高裁は、選挙活動で著作権侵害になる動画を配信したなどとして、比例代表としては登録できないとする判断を下しました。ルイバコフ党首は“排除”にいたる判断の裏に民意があったと語ります。
ヤブロコ ルイバコフ党首(17日)
「ロシアには変化を求め、平和を願う何百万人もの市民がいることを選挙で示したかった。その前にできましたけどね。『プーチンさえいなくなればいい。代わりは誰でもいい』という考えには賛同しません。私たちは、自分たちが思い描くロシア、『自由』『公正』『平和』『非攻撃』的国家を築き上げたいのです」
