AIで“顔を変えて”通話か 特殊詐欺拠点で押収「最新手口」

AIで“顔を変えて”通話か 特殊詐欺拠点で押収「最新手口」
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 犯行グループは誰にでもなりすませるのかもしれません。特殊詐欺の拠点から押収されたのはビデオ通話の際に顔を自由に変えられるソフトでした。

【画像】AIで男性の顔を“女性風”にすると…

AIで“顔変え”通話か

タイで摘発された詐欺拠点
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 先週タイで摘発された、月額家賃400万円の“豪華すぎる”詐欺拠点です。

拠点には警察の制服のようなものも
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 拠点にはパソコンや椅子が用意されていて、警察の制服のようなものもありました。

記者の元の顔(左) AIで女性風にした顔(右)
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 これまでよくあった手口は制服やカツラでの「変装」ですが、今回はそれに加え、AIを悪用した形跡がありました。口元がぎこちない動きをしていますが、有名人や国家元首にも瞬時になりすますことが可能です。

 被害者とビデオ通話をする際に、AIで顔を変えられるソフトを使った形跡がありました。

タイ警察 シーワモンコン エーカウィン氏
「あらかじめ外国人の顔や女性の顔も設定することができます。被害者をだますために使用されていた可能性があると考えられます」

素顔を隠し摘発を逃れる目的か
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 事前に変わりたい顔を数十種類ほど設定し、有名人を設定した形跡もあります。素顔を隠して摘発を逃れる目的などがあったとみられています。

拠点で押収「個人情報」の紙も

 元警視庁・国際捜査官の小比類巻文隆さんはAIの悪用が増えていると指摘します。

顔バレ防止が狙い
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 最近は、被害者が動画を撮影して、かけ子の顔をSNSなどに掲載するケースが増えていて、かけ子の募集の際に人が集まらなくなるため、顔がバレるのを防ぐ狙いがあるということです。

 押収されたスマートフォンには、音声も残されていました。

郵便局員を装って住所を聞き出す
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詐欺
「こちら日本郵便イトウが受けさせていただきます」
被害者
「郵便物が届いていないみたいな電話いただいたんですけど」
詐欺
「ご住所の方ゆっくりと教えていただけますか」

 郵便局員を装って、住所を聞き出します。

 そうやって調べ上げたのでしょうか。押収された手書きのメモには住所や銀行口座の番号、預貯金の額が事細かに記されています。

押収された手書きのメモ
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 また、「息子と2人暮らし」「カギをかけずにでかける時がある」「20~30分」といった情報や、日曜日は「友達と音楽を聴きに行く」、月曜日は「スマホ教室」など毎日の予定もギッシリ書かれています。

入手した情報は案件屋に売られる
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 小比類巻さんによると、入手した情報は案件屋と言われる犯罪をコーディネートするグループに売られ、細かな予定を聞くのは、強盗より空き巣などのよりリスクの低い犯罪に使う目的があるということです。

「詐欺拠点を一掃へ」

 こうした特殊詐欺を世界的に防ごうと、カンボジアでオンライン詐欺の対策に関する国際会議が開かれ、日本やアメリカ、東南アジア各国が参加しました。

カンボジア フン・マネット首相
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カンボジア フン・マネット首相
「すべての詐欺拠点を摘発し一掃していかねばならない」

特殊詐欺拠点3施設を摘発

 そのカンボジアでは、今年3つの施設が特殊詐欺の拠点になっているとして摘発されました。

特殊詐欺の拠点となった建物
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 公開された拠点には、ブースで区切られた部屋があり、コップや食べ物が散乱、カジノのような施設や病院の施設のような場所もありました。

押収されたアメリカFBIのIDカード
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 なりすます警察官の国もさまざまです。中国の警察に、アメリカのFBIやCIAのIDカードなども押収されています。

 また、日本の警察や公安の手帳もあり、日本人を狙った詐欺も行われていたとみられています。

(2026年9月23日放送分より)

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