
決壊した印旛沼の堤防では緊急の復旧工事が始まりました。次の台風26号は来週、本州に影響を与えそうです。
3カ所で堤防が決壊
いまだ広範囲にわたり浸水被害が出ている千葉県の印旛沼です。
千葉県などによりますと、印旛沼の2カ所と長門川の1カ所、合わせて3カ所で堤防が決壊していたことが分かりました。
堤防が決壊する前の衛星写真を見ると、長門川に沿って田んぼが広がっています。決壊したのは、この辺りです。
23日は田んぼが見えなくなるほど冠水していました。
25日は水位が下がり、田んぼが見えていますが、いまだ大量の水が残っています。
迅速な排水作業に向け、千葉県と水資源機構、関東地方整備局の3者が「チーム印旛沼」を結成。
堤防で緊急復旧工事
25日に堤防の緊急復旧が始まりました。
国交省 関東地方整備局
大野宏之河川情報管理官
「台風26号の接近も予報があるので、24時間施工でやって台風到達までに完了させたい」
台風26号は今後、勢力を強めながら北上し、沖縄に接近する見込みです。
週末からは、秋雨前線の影響で、関東なども含め広く雨が降る予想となっています。
来週は台風が秋雨前線を刺激して雨が強まる恐れがあります。
台風25号では、千葉県と神奈川県で合わせて11人が亡くなり、4人が行方不明となっています。
「最大規模の被災」雨も懸念
土砂崩れの被害で運転が見合わせとなっているJR内房線は、姉ケ崎駅から木更津駅までは復旧まで少なくとも3カ月程度かかる見込みです。
線路沿いの道路は多くの車で渋滞しています。
25日、JR東日本は被害状況などを説明するため、会見を開きました。
JR東日本 千葉事業本部長
三島大輔氏
「近年、運休期間が3カ月を超えるような被害はなかったのではないか。JRになってから最大規模の被災ではないかと」
復旧作業が急がれるなか、台風26号による雨の影響を懸念しています。
「少なくとも留意しないといけないのは、復旧作業中の二次被害がないようにはする必要がある。現時点でも内房線の山から水が染み出てきている状況。水分を多く含んで不安定な土砂がまだまだあると。これがさらなる降雨によってさらに崩れてくるリスクはあると。作業員が被害に遭わないよう危険な場合には作業を止めて、安全な状況になってから作業を再開することもある」
JR木更津駅前では、朝早くからバスを待つ人たちで長蛇の列が。午前6時、50人以上が並んでいます。
東京駅に向かう高速バスが到着します。
アナウンス
「領収書が必要な人は乗車時に運転手にお伝えください」
民間のバス会社は、乗り切れない人のために、臨時の車両を手配するなど対応しています。
三島氏
「来週月曜日28日からバスによる代行輸送を検討。現在の状況はバスの手配、調整に苦労しているのが実態」
(2026年9月25日放送分より)
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