
地震や大雨など今年は災害が相次いでいますが、今「備えない防災」というものが注目されています。
【画像】「日常時」はベンチコートで「非常時」には寝袋になる便利グッズ
日常使いできる防災グッズ
25日から東京ビッグサイトで開催されている「PHASE FREE Meet 2026」。「フェーズフリー」という聞きなれない言葉ですが、例えばこういうことです。
「日常時」はベンチコートですが、震災などの「非常時」には寝袋になるという便利グッズ。「日常時」と「非常時」の境界をなくしフリーにすること、これがフェーズフリーという考え方です。
フェーズフリー協会 佐藤唯行代表
「普段、私たちの暮らしを豊かにしていること、ついでにもしもの時の私たちの生活・命を守れるようにデザインされていること。それがフェーズフリー」
フェーズフリーは「骨太の方針」や「日本成長戦略」にもキーワードとして記載されていて、行政・産業界ともに注目されています。
日常時には普通のドアですが、非常時には止水板になります。
東洋シャッター 渡部健一さん
「今まで土嚢(どのう)を置いたり、慌てて雨の対策をして間に合わなかったとかあるが、これを付けることによって何もせずに止水をしてくれる」
日用品が驚きの“変身”
そして日常時は看板ですが、非常時には人を運べるストレッチャーになります。
この「ひろげてストレッチャー」は現在、議員会館にも設置されています。
車のサンシェードであり、裏返すと避難していることを示すサインにもなります。実は、それだけではありません。佐藤代表に教えてもらいました。
「車の中で車中泊とかする時に、非常に便利なグッズに変わる。何に変わると思う?」
「これトイレなんです」
これまで防災用品といえば平常時は保管のみで、非常時になってから初めて取り出して使用するものがほとんどでした。こうした商品は両方のシチュエーションで使えるというお得感から、これまで購入に踏み出せなかった人のハードルを下げているといいます。
また、商品を作る側にもメリットがあります。
「防災用品って、普段あまり売れないもの。なかなか生産が伴わない。(フェーズフリーは)普段から生産して、普段から売れている商品。もし災害が発生して、そこで急に需要が高まっても、十分供給できる生産体制になってる」
これからの防災は…
さまざまなシーンで使えるからこそ注目されているフェーズフリー。
今までの防災からどのように変わっていくのでしょうか。
「フェーズフリーは普段の暮らしを良くしてくれること。ついでに非常時にも役に立つと、常に考えていくことと思うと、繰り返される災害が解決されるようになっていく」
(2026年9月26日放送分より)
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