
長引く物価高の中、値上げの波は携帯電話の料金にも押し寄せています。
大手3社 相次ぎ値上げ発表
NTTドコモ 斎藤武副社長
「安定的なサービスをご提供させていただくために、料金改定を実施させていただく」
ドコモは一部プランで最大550円の値上げを発表しました。既存プランの値上げは初です。
値上げの波はすでに携帯電話各社に及んでいます。
ソフトバンクは、主力プランを7月に最大550円値上げ。KDDIも去年8月、最大330円値上げしました。
近年、菅政権のリーダーシップなどを背景に値下げ合戦を繰り広げてきた各社ですが、設備投資の増加や物価高を受け、潮目が変わってきました。
スマホ低価格ブランド攻勢
一方、ここを商機と見て値下げ攻勢をかけているのが、携帯各社の低価格ブランドです。
携帯電話各社が値上げする中、各社の低価格ブランドは値下げに打って出ました。
UQモバイルでは、新たな加入者に一部プランで13カ月間、月660円の割引を始めました。
ワイモバイルでも、一部プランで1年間、月1100円を割り引きます。背景には、楽天モバイルの存在があります。
楽天は3278円で使い放題の格安プランを武器に、シェア拡大に奔走してきました。
楽天モバイル 三木谷浩史会長
「通信費も一般的に上がっているということでございますが、楽天はこの低価格無制限を継続します」(去年9月)
ローミング問題で競争激化
ただ、その楽天にも今後は不安材料があります。
KDDI 松田浩路社長
「7年間にわたって(楽天に)ローミングを提供してまいりました。現行の契約は予定通り、2026年9月をもって終了する」(8月)
ローミングとは、自分が契約している会社以外のネットワークを借りて通信する仕組みです。
通信が十分できない地域で、これまで楽天はKDDIに利用料を払ってネットワークを借りてきました。KDDIはそのローミングを9月いっぱいで縮小するというのです。
「想定以上のトラフィック(通信量)が我々のネットワークに来ている。au・UQモバイル・povoの品質向上・堅持のために、ネットワークリソースを割り当てる」
ローミングが縮小する楽天は、基地局の数が大手4社で最少のため、利用者からはつながりにくくなるのではという懸念の声も上がりますが、楽天モバイルはこう発表しています。
「楽天モバイルがカバーに時間を要するエリアに関しては、10月以降もローミングを継続します」
山間部など基地局が十分に整備されていないエリアでは、引き続きローミングは継続される予定です。
(2026年9月26日放送分より)
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