
28日午後、都内で株式会社SMILE-UP.の東山紀之社長らが会見を行いました。

◆「何らかの形で社会に還元していきたい」

東山紀之社長
「補償の現状、前提として、創業者による性加害に関して、補償業務に特化した会社としてのスマイルアップの今後のあり方について、取締役会は真剣な議論を重ねました。そして、今後の補償業務については、法的な手続きや専門的な判断が必要とする局面が中心になっていくものと考えられることから、本日開催した取締役会で経営体制を一部変更することがふさわしいとの意見で社外取締役を含む全ての取締役の意見が一致し決議されました」
「私、東山紀之は任期満了に伴い9月30日をもって取締役を退任いたしまして、後任にはこれまでCCOだった山田が代表取締役となります。なお、藤島ジュリー景子につきましても引き続き責任を持って補償業務にあたります。なお、これは被害者救済に区切りをつけるということではありません。会社としても私個人としても、最後の一人まで必要な被害の補償を全うするという気持ちは全く変わっておりません」
「そして私自身についてですが、社長という立場を離れたとしても、個人としてもこの問題に向き合っていきたいと考えております。この問題を通じて、私は企業が社会から信頼を失うことの重大さ、そして一度失われた信頼は取り戻すことがどれほど長く厳しい道のりであるかを学びました。同時に被害を受けられた方々と向き合う中で、人が人に与える影響の大きさについても改めて考えさせられました。これからの人生の中で、これらの経験を決して無駄にすることなく何らかの形で社会に還元していきたいと考えています。具体的に何をするのかは現時点では決まっているわけではありません。しかし人に対して、そして世の中に対して少しでもいい影響を与えられるような道をこれから模索していきたいと思っています」
「最後に改めて申し上げます。これまで長い時間をかけてこの問題に向き合ってくださった関係者の皆様、そして社会の皆様、深く感謝申し上げます。そして何より被害を受けられた皆様に対して、改めて心からお詫びを申し上げます」
◆「これで十分だったのか、という問いがなくなることはない」

東山紀之社長
「私から被害補償の現状とスマイルアップの今後の経営体制についてご報告させていただきます。まずこれまで私たちが取り組んできたことについてお話をさせていただきます」
「私たちはこの約3年間、創業者による性加害問題とそれによって深く傷つかれた皆様への救済に取り組んできました。この問題については会社として極めて重く受け止め、被害を訴えられたお一人お一人と真摯に向き合い、その声に耳を傾け誠実に対応することを心がけてまいりました。もちろんこの3年間において、この取り組みをもってしても被害を受けられた方々の苦しみのすべてを取り除くことができるものではありません。また会社としてどれだけ努力したとしても、これで十分だったのかという問いがなくなることはないと考えています」
「だからこそ私たちは、単に手続きを進めることだけではなく被害者の方々のお話を直接伺い、その思いを受け止めることも大切にしておりました。現在、一部法的な手続きになっているもの、つまり公的な第三者である裁判所のご判断を仰ごうとしているものがありますが、今日に至るまで被害者救済委員会のその枠組みの中で補償を進めることができたことについて多くの方から、今後前に進むことができるというお言葉をいただきました」
◆東山社長が退任を発表
「SMILE-UP.」は、東山紀之社長が退任すると発表しました。
きょう開催された取締役会で承認され、来月1日から新たな経営体制になるということです。
経営体制の変更についてスマイル社は「性加害への問題への対応を終わりにするのではなく、今後も引き続き被害補償について、係争中の案件を含め、必要な手続きを最後まで進めてまいります」としています。(28日15:15)
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