
熊本地震を受けて九州全域で宿泊キャンセルが相次ぐなか、1日から宿泊代が最大60%引きになる「九州ふっこう応援割」が始まりました。しかし一部の宿泊施設では、予約後にキャンセルが相次ぐ事態になっています。
1泊4万円のプランが50%引きに
熊本県内の旅館への問い合わせ
「なんで割引が適用できないんだ」
今、九州の一部のホテルや旅館などに相次いでいるというクレーム。原因は、熊本地震で宿泊予約のキャンセルが相次いだ、九州7県の観光業を支援するための「九州ふっこう応援割」です。
割引の対象は1日の宿泊分からで、1泊あたり2万円を上限に、熊本・鹿児島で60%引き、そのほかの県では50%引きになるなどのお得な制度です。
宿泊施設や宿泊予約サイトなどから申し込むことができますが、先月28日に予約をスタートした長崎県内のホテルでは…。
ガーデンテラス長崎ホテル&リゾート
吉見淳支配人
「(予約開始の)午前10時を迎えた直後にずっと電話は鳴りっぱなし。(通常の)4倍ぐらいの電話がかかってきた」
1人1泊4万円のプランが、50%引きの2万円に。電話対応を3人に増員しましたが、鳴りっぱなしの状態が続きました。
クーポン取得できず…
しかしその後、思わぬ事態が。160件入った予約のうち120件が1時間以内にキャンセルされたのです。
「ふっこう割が取れなかったというお客様ではないかと」
実は、ホテルの公式サイトで宿泊予約をした人は、ふっこう割を扱う別の専用サイトでクーポンを取得する必要がありました。
しかし、そのクーポンは開始からわずか30分で上限に達したため、宿を予約したもののクーポンが取得できなかった人々が相次いでキャンセル。問い合わせも殺到したといいます。
専門家はこのように指摘します。
航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗さん
「割引率が50%を超えるという数少ない旅行支援。多くの方が殺到している。争奪戦に勝った人だけが得をする。そのあたりに関しては、考える必要がある時期に来ているのではないかと思います」
(2026年10月1日放送分より)
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