
イギリス空軍基地へのテロ準備事件で、イランとイギリスの2重国籍の男が新たに逮捕された。また、容疑者の奇妙な行動も新たに判明した。当初逮捕された5人のうち1人が警察に自ら通報していたことが分かったのだ。警察が「きわめて複雑」と話す事件の全体像が少しづつ見え始めている。
(ロンドン 山野孝之)
イギリス南部にあるフェアフォード空軍基地近くで先月27日、基地へのテロを準備したなどとして5人が逮捕され、その後釈放された。現場に放置されたバンからは一定量のガソリンがみつかったものの、爆破装置はなかった。
1日、新たに逮捕されたのはロンドン在住でイランとイギリスの国籍を持つ25歳の男だ。
警察は男の逮捕を発表した際、「事件の捜査は極めて複雑で、外国政府が関与している可能性を含めてあらゆる角度から調べている」と捜査の進捗を説明した。
容疑者の奇妙な行動も新たに明らかになった。
事件はこれまで住民の女性による通報で発覚したとされていた。しかし、BBCによると女性が通報するおよそ1時間前に、当初逮捕された5人の容疑者のうち1人が、みずから警察に通報していたことがわかった。
イギリスのバーナム首相は先月30日、イランが事件に関わっている「強い痕跡がある」と発言している。
いっぽうイランは、事件翌日の先月28日に発表した声明で、「容疑者とイランを結びつけようとする一部のイギリス人やメディアによる悪意ある憶測を断固として否定し強く非難する」としている。
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