
カーシェアリングサービス「タイムズカー」で発覚した個人情報の流出。その中には、免許証の画像なども含まれていて、AIを使った“なりすまし被害”のリスクも。不正利用を防ぐ手立てはあるのでしょうか。
運転免許証流出 不安広がる
タイムズカー(先月29日)
「本人確認書類の漏洩(ろうえい)が確認された会員様にメールにて個別のご案内を開始いたしました」
漏洩メールが来た40代
「8年、10年前くらいから使っていたのではないかと思うんですけど。最近も基本的には、タイムズカーを使って移動することが多かった。(情報漏洩のメールが来て)当たっちゃったかみたいな感じでした」
タイムズカーは先月28日、不正アクセスにより最大660万件の個人情報が流出したと発表。このうち、およそ160万件には、運転免許証などの本人確認書類が含まれていました。
実際に個人情報が流出したと知らされた男性は、運転免許証の再発行を依頼したといいます。
漏洩メールが来た40代
「朝8時半から地元の運転免許センターがオープンだったので、すぐに電話して確認を取った。私の直前に並んでいる人も窓口で、『タイムズの情報が漏洩しまして』というように話しているのが聞こえた」
“なりすまし”悪用の恐れ
しかし、専門家は免許証の再発行だけでは被害を防ぐのは難しいといいます。
立命館大学 情報理工学部
上原哲太郎教授
「(免許証の)再発行番号が一つ増えるのと、ICカードの中身が一回変わるとか、そういう効果はあるんですけど、実際には本人確認をする各社はそこまで見てないことが多いと思われるので、(悪用のリスクは)ほとんど減らないと思う」
また、身分証明書の画像が流出したことで、その画像を使ってカードローンを組んでの金の持ち逃げや、AIの技術を使ってオンライン上で免許証の人物になりすまし不正利用されることも危惧されるといいます。さらに…。
「おそらく攻撃をした犯人グループは、盗んだデータを自分で直接悪用しようとはしないと思います。ダークウェブ上のマーケットなんかで売られたもの(データ)を見たトクリュウのグループが、これを買って詐欺に使うというようなそういうパターンが一番危惧されるパターン」
犯罪に使用されないための手立ての1つが、信用情報機関に不正利用される可能性を申し出ること。第三者が勝手にカードなどを申し込んだ場合、カード会社に注意が促され、不正利用の防止につながるといいます。
「信用調査にあたっては盗まれた身分証によるものというのは、できるだけ見つけてはじきたい。慎重に取り扱ってくださいと申告しておくことでだいぶ不正利用が減ると思われます」
信用情報機関の一つである、JICC(日本信用情報機構)ではアクセスが集中し、スマホアプリによる受付を一時休止に。再開後もつながりにくい状況が続いています。
(2026年10月4日放送分より)
この記事の画像一覧
