国民民主党の古川元久国対委員長は5日、記者団の取材に応じ、選挙制度見直しに関する党間の協議について語るとともに、自身を支持しなかった地元自治体の道路予算を「減らした」と発言し、その後撤回・謝罪した簗和生農林水産大臣の疑惑について言及した。古川氏は、簗氏が小選挙区で落選しながらも比例復活で議席を得ている点に触れ、現行の選挙制度が抱える問題の「象徴的な事案」であると指摘した。
【映像】古川氏が簗大臣に“チクリ”と発言した瞬間(実際の様子)
衆議院の選挙制度に関する各党の協議が翌日から始まることを受け、古川氏は「我々も現行の制度には手直しすべき部分がいくつかあると思っている」と前置き。その上で、「例えば、比例復活のあり方だ。それこそ今問題になっている簗大臣も選挙で落ちている。ああいう発言をするような人は普通は選挙で通らないが、落ちた人が(比例で)通ってしまう」と指摘。「これは、選挙制度の問題の一つの分かりやすい象徴ではないかと思っている」と述べ、比例復活制度のあり方を見直す必要性を訴えた。
さらに、古川氏は簗氏の予算削減発言そのものについても「真偽はわからない」としながらも「昭和の時代から言われていたような話だが、今の時代にこんなことをやっているのか」と厳しく批判した。
また、本件が簗氏個人の問題にとどまらず、行政全体への信頼に関わる問題であるとも指摘。「特に自民党の長期政権の下で、他の地域でも起きていないか、公共事業の箇所付けなどがどういうプロセスで決められているのかを、政策的な視点から検証していく必要がある」と強調した。
続けて、予算配分のあり方について「公共事業でお金をつけるというのは、自分の選挙を応援したからとか、しなかったからということではなく、本当にその地域に必要なのかどうかで判断されるべきものだ」と述べ、行政の公正性への信頼が問われていると指摘。高市総理が所信表明演説で行政の無駄をなくすと発言したことにも触れ、「応援したから予算をつける、応援しなかったから切るというような偏った政治は良くない。行政の政策遂行はフェアであることが非常に大事であり、そうした視点からのチェックをしていかなければならない」と語り、行政の公正な運営と徹底したチェックを求めた。
(ABEMA NEWS)

