自身を支持しなかった自治体の道路予算を「大幅に減らした」と発言したとされる疑惑について、前日(5日)に発言の事実を認めて謝罪・撤回した簗和生農林水産大臣が、6日の閣議後会見で再び記者からの厳しい追及にさらされた。記者の追及は、不支持の自治体で予算が減額されただけでなく、支持した自治体で予算が「増額」されていたという事実関係や、前日の会見態度にまで及んだ。
【映像】「たまたま予算増えた?」→簗大臣の“表情”(実際の様子)
会見で記者は、今朝の報道を引用する形で「大臣を支持されていた那須塩原市と那須町では(道路に関する)交付金が本年度増額されていた。不支持だった自治体で減額されていたことを踏まえると、大臣の働きかけが影響したと見られても仕方がない」と指摘。働きかけの有無について問い質した。
これに対し簗農水大臣は、「昨日申し上げた通り、私からの働きかけというものはございません。実際の予算の状況については、国土交通省において適切に判断されていると認識しており、私が回答できない立場にある」と前日の主張を繰り返した。
記者が「支持・不支持の(予算への)影響はあった?」とさらに聞いたが、簗農水大臣は「国土交通省において判断される事柄であり、私が回答できる事柄ではない」と同じ回答をした。
さらに別の記者は、発言の事実関係について厳しく追及した。
「ご自身に票を投じなかったところがたまたま削減され、票を投じたところはたまたま予算が増えた。あまりにもできすぎた話。『これに関しては国交省に聞いてくれ』と。もはや国交省に罪をなすりつけているかのようにも聞こえます。これは自分の責任ではない、たまたま国交省が全てやって、たまたま予算が増えたり減ったりというのが、自分の票を入れた・入れないところに合致したんだということなんですか?」と迫った。
これに簗農水大臣は「私から国交省に働きかけをした事実はなく、予算額等については国交省で判断されているものなので私がお答えするものではない」と繰り返した。
記者は納得がいかない様子で「なるほど。では、あたかも自分がやったかのように、『俺は党の副幹事長だ。投票しないとこういう目に遭うんだぞ』ということを幹事会や建設業界の場で言ったと。ホラを吹いたということでよろしいですか?」と追及した。
簗農水大臣は「私の不徳によりまして、党としての話の中でこのような話をしてしまったということで、発言を撤回しお詫び申し上げている次第でございます」と釈明に終始した。
記者の怒りの矛先は、前日(5日)の簗農水大臣の謝罪態度にも向けられた。
「(疑惑について)昨日、ひたすら紙を読み上げてますよね。紙を読み上げるようなところじゃないですよ、この発言自身は。紙を読まずね、自分のきちんとした思いで言っていただけますか」と、簗農水大臣を問いただした。
これに対しても簗農水大臣は、「自民党員の関係者の集まりの場であったということで、党員の方々に支援に感謝をするといった思いもあってお話をした」とした上で、「私の不徳により皆様に様々な思いをさせてしまったということで深く反省しており、発言は撤回し、こうしたことがないよう農林水産業の推進に全力で取り組んでまいりたい」と、回答を繰り返すにとどまった。
(ABEMA NEWS)
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