
恋愛感情を抱かせてから投資へ誘導する"ロマンス投資詐欺"の詳細な手口が明らかになってきました。
◆SNSで知り合った女性と…
女性X
「Aさんと一緒にドライブに行けたらいいですね」
男性Aさん
「今月は高知の四万十川に行きますよ」
女性X
「わたしも一緒にいきたいです」
これは東京都内で実際にあった"ロマンス投資詐欺"のやりとりです。
警視庁によりますと、1億円以上をだまし取られたという60代の男性は、当初、SNS上で知り合った女性と趣味などのたわいのない会話をしていました。
1カ月ほど親密なやり取りが続きますが…
◆次第に投資の話題が増え…口座を開設
女性X
「1000万円の元本があれば、先生の指導で毎回100」万円の利益が得られますよ」
「Aさんと一緒に勉強できたらいいなと思います!」
次第に、女性から投資に関する話題が増え、金の先物取引に誘われます。
1カ月ほど関係を築いてきたことから信用してしまい、言われるがままに海外の偽のサイトで口座を開設してしまったといいます。
◆“先生”が登場
Z先生
「はじめましてAさん。私はクレディ・スイスのチーフエコノミストやフォーラム理事を歴任してきました」
その後、女性から「先生」だという人物を紹介され、取引などと称して送金を促されたため、現金や暗号資産などを送ってしまったということです。
◆「偽サイト」には利益が出ているような表示
ただ、Aさんが確認していた偽サイトには11億円もの利益が実際に出ているかのように表示されていて、元々、金融関係の仕事をしていた男性でも信じてしまったといいます。
男性は、その後も「検証金」や「課徴金」などの名目で送金を何度も求められたことで不審に思い、詐欺に気が付きました。被害額は1億円以上にのぼるということです。
◆特殊詐欺の被害額23億円 (練馬区・2026年1月~8月)

警視庁によりますと、今年1月から8月の特殊詐欺の被害額は練馬区内だけでおよそ23億円に上り、去年から5億円以上増えています。


こうした状況を受けて、石神井警察署などは防犯意識を高めるためのイベントを実施しました。
警視庁は、SNS上などで知り合った人物から投資などに関する話題が出た際には、詐欺の可能性を考えてほしいと注意を呼びかけています。
