
簗農林水産大臣の“予算カット”発言について、国会では8日も論戦が繰り広げられました。高市総理は「とにかく働いて仕事で返せ」と述べ、大臣を続投させる考えを示しました。
【画像】高市総理「働いて仕事で返せ」“予算カット発言”簗農水大臣の続投を強調
臨時国会。消費税減税など、課題が山積する中、代表質問2日目の8日も追及の矛先は…。

立憲民主党 田名部匡代幹事長
「簗大臣、予算は本来、必要性・事業効果・緊急性など客観的な基準で決められるものです。予算削減が事実であろうとなかろうと、予算を政治的な報復や見返りに用いようとする姿勢は到底許されることではありません。大臣としてどうか?という以前の問題です」

簗和生農水大臣
「本年5月、自民党大田原支部の会合における発言については、一議員として地元のために一生懸命取り組んできたという思いと同時に、参加者のお気持ちに応えようという思いから、事実と異なる発言をしてしまったものです。二度と繰り返すことのないよう自らを律し、職務の遂行に全力を尽くしてまいります」
改めて発言を撤回、謝罪し、辞任は否定しました。しかし、疑惑は収まりません。

国民民主党 玉木雄一郎代表
「今年2月、国交省の官房長を呼び出して、なぜ那須烏山市と那珂川町の2市町の予算だけを問い合わせたのか。問い合わせただけなのに、なぜ『予算をカットした』と自分の手柄のように語ったのか。普通、予算の増額を問い合わせしても、減額の問い合わせはしないのではないか。本当に減額を働きかけた事実はないのですか」

簗和生農水大臣
「那須烏山市と那珂川町の道路予算については、地元からの問い合わせがあったことを踏まえ、国交省に問い合わせを行ったものです。回答のあった道路予算の配分額については、本年5月の自民党大田原支部の会合において“私が影響を及ぼした”かのような発言を致しました。国交省への問い合わせについては、那須烏山市と那珂川町の道路予算の配分額を問い合わせたものです。問い合わせにあたり、減額を求めた事実はありません」
さらに玉木代表は、高市総理の任命責任を問い、全省庁への調査を求めました。

国民民主党 玉木雄一郎代表
「高市総理はご自身の任命責任をどのように考えているか。また同様の事案が、他の地域や他の省庁でも一切ないと言い切れるか。国民の疑念を払拭するためにも全省調査を行うべきではないか」

高市早苗総理大臣
「私自身、その発言は不適切だと考えましたので厳しく注意をしました。もとより大臣の任命責任は私にあるが、政治家の発言については、まず本人が適切に説明をすることが重要であり、しっかりと説明をした上で、襟を正して職責を全うしてほしい。『とにかく働いて仕事で返せ』と(簗大臣に)言っている。予算の配分に当たって、政治的な支持・不支持を持ち込まない。これは当然のことであります。全府省調査を行わずとも、改めて適切な予算の配分を徹底させてまいります」
代表質問は9日も続き、来週からは予算委員会で本格的な論戦が始まります。
