
まもなく国会に提出される消費税の減税法案。高市総理が「ご心配には及びません」と言った財源について、その具体策が見えてきました。
【画像】消費減税 財源確保のための見直しの対象にあがった「基金」とは
まもなく法案を国会提出
私たちの生活に大きく影響する「消費税」。
4人暮らし 30代
「(消費税が)下がると“たくさん食べよう”“1品増やそう”となるかな」
50代
「一時的でも下がってくれれば、それに越したことはない」
総理が“悲願”と訴える「消費税の減税」について政府は9日、その法案を閣議決定。まもなく、国会に提出します。
政府が“今国会の最重要課題”と位置付けるこの法案。食料品の消費税率を来年4月から2年間に限り8%から1%に引き下げ、残る1%相当分を給付することで「実質ゼロ」とします。
高市総理大臣
「消費税の税率引き下げ分は、基本的には価格に反映されるものと認識。家計の負担軽減額は国民1人当たり約3.6万円と見込まれる」
どうなる財源
最大の課題とされるのが、財源です。政府の試算では…。
「8%から1%に引き下げた場合の減収額は国・地方の合計で現時点で年間4.3兆円を見込む」
2年間だと、8兆6000億円の減収。消費税による税収は、私たちの年金や医療費など社会保障の財源に充てられていますが、政府はその代替財源を明確に示していません。
女性
「どこから(財源を)持ってくるのかなと不思議」
年金生活者
「減税になるのは当面は助かるかもしれないが、終わった後が不安」
国民民主党 舟山参院議員
「特例公債(赤字国債)に頼らず市場の信認を確保できるのであれば、その具体的な財源と見通しをお示しください」
高市総理大臣
「消費税率引き下げの財源については、歳出・歳入両面の見直しなどにより確保することとしており、その具体像については今後の予算編成プロセスで確実にお示ししてまいりますが、今回の消費税率の引き下げにより地方の財政運営に支障が生じることがないよう対応していく」
そのうえで…。
「日本版DOGEを強化し、必要な財政需要に確実に対応していく」
“財源の具体策”
高市政権が設置した通称「日本版DOGE」。
イーロン・マスク氏
「皆さんの税金が無駄に使われています」
アメリカ・トランプ政権で実業家のイーロン・マスク氏が率いた「政府効率化省=DOGE」になぞらえられています。
片山財務大臣
「ギアを上げて取り組む必要があります。今後の予算編成過程においては各府省庁と連携しながら要求内容を精査し、見直しの取り組みを徹底的に進めてまいります」
日本版DOGEでは、十分な効果が見込めない税の優遇措置や補助金を見直し、消費税減税などの財源に充てられないか検討しています。
この取り組みについて、専門家は…。
財政学が専門
白鴎大学 法学部
藤井亮二教授
「予算編成において財源を確保することは、健全な財政を目指す上の一丁目一番地なので(日本版DOGEは)とても大切な機能を持つ組織。実際に実効性があればすばらしいこと」
財源確保のための見直しの対象に正式に加えられたのが「基金」です。
「基金は政府が長期的な事業を行うために集めておくお金。貯金をためておいて数年間かけて使うための仕組み」
政府は、基金の残高が昨年度末時点で16兆円に上るとしています。
(2026年10月9日放送分より)
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