地震や豪雨の被災地である熊本県を訪れ、膝をついて被災者一人ひとりに寄り添われた天皇皇后両陛下。胸元に光る「くまモン」のバッジや現地で見せた細やかなお気遣いについて、取材に同行したテレビ朝日の島袋太輔記者が明かした。
【映像】くまモンのバッジを付けられた天皇皇后両陛下(実際の様子)
両陛下は熊本県八代市などの被災地を訪問され、自衛隊ヘリの上空視察では沈痛な表情で被災状況の説明に耳を傾けられた。現地に到着されると犠牲者に黙礼を捧げられた後、避難所へと向かわれた。避難所では膝をついて腰を落とし、被災者一人ひとりと目線を合わせながら「お怪我は大丈夫でしたか」「この夏は暑くて大丈夫でしたか」と、過酷な避難生活や猛暑を心配するお言葉をかけられた。お見舞いを受けた被災者からは「心が明るくなった」「悲しみが吹き飛んだ」と感謝の声が上がった。
両陛下の気遣いは、予定されたプログラムにとどまらない。移動のマイクロバスが沿道の人々の近くを通る際にはスピードを落とし、窓を開けて手を振られた。さらに、避難所近くの老人ホームから車椅子で出て待っていたお年寄りたちの姿をご覧になると、自ら立ち寄られて温かく手を振られるなど、現場での柔軟で細やかな配慮が見られた。
また、この訪問で注目を集めたのが、両陛下の胸元に付けられた「くまモン」のバッジだった。熊本県知事から被災状況の説明を受けられた際、知事が胸に付けていたバッジをご覧になった皇后さまが「それ、くまモンさんのバッジですか?」と“さん付け”でお尋ねになられたという。そのバッジを胸に付け、そのまま被災地を巡られた両陛下。そのお姿は、熊本の復興を願い、被災地に深く心を寄せる温かいメッセージとして、現地の人々の胸に刻まれている。
(ニュース企画/ABEMA)
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