アウシュビッツ第1収容所の博物館で、到着直後に行われた「死の選別」を受けた女性や子どもたちの写真を目にしたサンドウィッチマンが、言葉を失った。
10月17日に放送された『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』(テレビ朝日系)では、海外プロジェクト第9弾として、サンドウィッチマン(伊達みきお・富澤たけし)がポーランドの負の世界遺産「アウシュビッツ・ビルケナウ ドイツ・ナチ強制絶滅収容所」を訪れ、特別に許可を得て撮影した潜入リポートが放送された。MCはサンドウィッチマンと芦田愛菜。スタジオにはゲストの伊集院光と赤楚衛二が出演した。
2人が訪れたのは、収容者が寝泊まりしていた建物の1つで、現在は当時の様子を伝える博物館となっている4号棟。館内のヨーロッパ全域の地図を見た伊達は「いろんなところから集められてんだ」「ドイツ以外のユダヤ人もたくさん集められてんだな」と驚き、「完全なる人種差別だからな」とつぶやいた。番組によると、ナチ・ドイツの差別思想によって、ユダヤ人をはじめ敵や異分子とみなされた人々がヨーロッパ各地からアウシュビッツへ連行され、各地の収容所に収容された人々はおよそ500万人に及ぶとも言われている。
続いて2人は、壁一面に展示された白黒写真の前で足を止めた。伊達は「これ、あれかな、選別された後かな」「女性・子供だもんね」と写真に見入り、「すごく不安そうな顔だもんね」とコメント。富澤が「来た瞬間に女性、子供は殺されるってこと?」と尋ねると、伊達は「女性、お年寄り、子供、障害者、働けないような人は…」「働けるか働けないかで、死の選別っていうやつだよね」と説明した。
ヨーロッパ各地から列車で連れて来られたユダヤ人たちが、アウシュビッツに到着してまず受けたのが「死の選別」だった。着いた瞬間に働ける者と働けない者に分けられ、労働力とみなされなかった女性、子ども、お年寄り、体に障害のある人などは、そのままガス室に送られ、虐殺されたという。
伊達が「その、死の選別を受けた後の瞬間の、行列だよね」と話すと、富澤は「でもそれが待ってるって、この人たちは分かってないよね」とポツリ。伊達は「分かってないけど、これ見ると分かってるよね」と返し、「すごく不安そうだし、一番後ろの女性、下向いている女性なんかもう、覚悟決めてる、ような顔してるもんな」と写真の中の女性の表情を見つめた。
さらに伊達は、子どもの手を握る女性に目を留め、「子供の手を一所懸命ギューって握ってるもんね、あのお母さんなんでしょう、きっと」と語った。富澤が「真ん中のね」と応じると、伊達は「でも子供たちはまだ理解してないよね。なんでこういう風に、どこに行くのか。(親や大人は)説明できないですよ。だって理由がないから」と胸を痛めた。
写真に男性の姿がないことにも気づいた伊達は「男性はいないですね。男性は、労働者、に選別されているからね」と説明し、「この一枚はすごくリアルだなあ」としみじみと語っていた。
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