
女性として初めて棋士になる権利を獲得した西山朋佳女流四冠(31)が、棋士への編入を表明し、その胸中を語りました。
【画像】女流棋士を対象に新たに設けられたプロ棋士になるルート
“初の女性棋士”胸中明かす
西山四冠
「私の中に最後に残ったのは、もっと強い人と戦いたい。これからもっと上を目指す戦いをしてみたい。その気持ちを大事にしたいと考え(棋士編入の権利を)行使すると決めた」
西山女流四冠。女性として史上初の「プロ棋士」になる決断をしました。
「女流棋界は50年以上の歴史があって、先輩の女流棋士に積み上げていただいた。私自身も今後、到達点を塗り替える努力をする役割のある一人」
「フリークラスに編入する」
現在は「女流棋士」として活躍する西山四冠ですが、「プロ棋士」になれば何が変わるのでしょうか。
そもそも女性だけがなれる“女流棋士”に対し、“プロ棋士”は性別を問わないものの、女性でなった人はいませんでした。
“女流”は現役の人、引退した人を合わせて80人ほどですが、“プロ”はその3倍ほどの規模です。
藤井聡太竜王は14歳2カ月の時、史上最年少の「プロ棋士」デビューを果たしました。
従来「プロ棋士」になるには、養成機関で勝ち抜くか、編入試験に合格する必要がありますが、女性で達成した人はゼロだったのです。
西山さんも編入試験などに挑戦しましたが、突破はならず…。
女流棋士を対象に去年、新たに設けられたルートでプロになる権利を獲得しました。
西山四冠
「棋士編入の資格を行使してフリークラスに編入すると決めた」
女流タイトルの最高位「白玲」を通算5期獲得すれば「棋士」になれるという新制度ですが…。
日本将棋連盟
「今回、西山さんが申請されたフリークラス編入は、日本将棋連盟が総会の承認を経て、設けた制度に基づくもの。西山さん個人に対して制度の是非を問う声とか、やや心ない発信が一部では見受けられる。西山さん個人に対しては控えていただきたい」
順位戦にはまだ出場できず
来年4月1日付で「プロ棋士」になる西山四冠。プロとしては最も下の「四段」からスタートします。
また、所属するのは「フリークラス」と呼ばれる区分で、名人に挑戦する権利を争う「順位戦」にはまだ出場できません。今後、厳しい成績の条件を満たすことで、ようやく「順位戦」への参加が認められます。
西山四冠
「ここまでいけるんだと示すことができれば」
(2026年10月26日放送分より)
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