
朝晩冷え込むと恋しくなるおでん。ところが、人気の練り物が高騰していて、店は頭を抱えています。
ちくわの仕入れ値「1000円以上あがった」
もくもくと湯気が立ちのぼる、おでんの鍋。大根に、たまご、ちくわやさつま揚げなど、だしのしみた具材が体を温めてくれます。
26日の東京の最高気温は、前日から一気に7℃も下がり、ようやく秋らしい肌寒さとなりました。
来店客(20代)
「おいしい」
来店客(30代)
「きょうちょっと寒いし、温かいから(来店しました)」
来店客(30代)
「(Q.おでんで好きな具材は)大根とちくわが好きですね」
店にとっては待ちに待ったかき入れ時ですが、店主を悩ませているのが、押し寄せる物価高です。
O‘denbar うまみ表参道
西村隆店主
「野菜、魚もそうなんですけど、練り物がだいぶ上がっていますね。ちくわだけで仕入れ値が(1キロで)1000円以上、上がった。はんぺんは数十円単位なんですけど、他の店だと数百円単位で上がったというのは聞いています」
それでも「庶民の味」を多くの客に楽しんでもらうため、値上げはしない方針です。
すり身の確保が困難に
練り物の主な原料が、アラスカ周辺で獲れるスケトウダラです。卸価格は3年前のおよそ1.5倍に。この一年だけでも20%ほど値上がりしています。
こうした事態に、練り物の業界団体は…。
日本かまぼこ協会 松本洋一専務理事
「世界的に白身の魚が取り合いになっていまして、逼迫(ひっぱく)しているという状況。いまだかつてこんなに値上がりしたことはない。歴史的な高騰状況になっている」
スケトウダラは、練り物用のすり身としてではなく、単価が高い切り身として利用されることも増えているといいます。
また、今年は小型のスケトウダラが多く、思うようにすり身の量を確保できていないことも価格高騰の原因の一つです。
これから先も、おせち料理などで練り物の需要が高まるため、価格が下がることはあまり期待できなさそうだといいます。
(「グッド!モーニング」2026年10月27日放送分より)
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