
捕獲された後山奥に放されたクマが、数日後、再び人里近くに現れました。なぜ、山へ返したのでしょうか。
登山道を封鎖 クマに発信機を取り付けるも…
ブルーシートに横たわる1頭のクマ。体長およそ1メートル40センチ、体重101.3キロのオスのツキノワグマです。
20日、神奈川県秦野市の公園に設置された金属製の檻に入っているのが確認されました。
神奈川県猟友会 秦野支部
吉田益雄支部長(76)
「ここがクマが出た所から約50メートル下の道路。この場所には、どんぐりが非常にたくさんある」
公園の周辺では今月11日からクマの目撃が相次いでいて、13日には公園内に設置されたカメラにクマの姿が映っていました。
公園は住宅街からほど近く、これからの時期、人気の紅葉スポットとして多くの観光客が訪れる場所です。
クマの姿が捉えられた翌日、市は安全を確保するため登山道を封鎖しました。
「わなをかけるために下見に立ち会った。そこでわなをかけて、1回目は捕獲された」
公園に仕掛けたワナで、ツキノワグマを捕獲。市はクマに発信機を取り付けた後、県と協議したうえで、山の奥に放すことに。すると…。
「一時は(登山道を)開けたが、またクマが帰ってきて、また閉めた」
クマを山奥に放した3日後、公園近くの峠に設置したカメラにクマが歩く姿が映っていたのです。追跡用の機器に反応があったことから、山に放ったクマと、同一の個体であることが分かりました。
山へ放した理由は
近隣住民(80代)
「なんで(山奥に)戻したのかな」
一度捕獲したツキノワグマを山へ放した理由について、神奈川県の担当者は次のように説明します。
「神奈川県では、ツキノワグマがレッドデータブックにおいて、絶滅危惧種とされています。住民の安全確保を最優先にしつつ、クマを可能な限り保護する方針で対応しています」
近隣住民(70代)
「逃がして戻ってきたらどうするのか、何も考えてなかったのかな」
黒岩祐治知事はこのように話しました。
「ある種、衝撃だった。もし捕獲された場合、秦野市と対応について調整しているので、この場ではどうするかという答えは控えたい」
(「グッド!モーニング」2026年10月28日放送分より)
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