
熱海の老舗ホテルが、大規模リニューアルに取り組んでいます。“宿泊控え”が課題となる中、夜の目玉としてディスコイベントを企画するなど、新たな挑戦を続けています。
観光客の半数近くが日帰り
海にせり出すようにそびえ建ち、およそ350ある客室はすべてオーシャンビュー。1973年に開業した、静岡県熱海市の「ホテルニューアカオ」です。
豪華な照明や装飾など、昭和の雰囲気を残したこのホテルでは、今年4月から段階的にリニューアルを進めています。
ホテルニューアカオ
若林豪総支配人
「昔、平日は年配の方が多くて、週末は家族連れの方が来る状況。今は昭和レトロな空間が認知されて、家族連れの方もいる中で若い方がいて、客層・楽しみ方の変化もしているのでは」
21日にリニューアルオープンしたばかりのフレンチレストランでは、海を180度見渡しながら、地域の旬の食材を取り入れたコースを楽しむことができます。
リニューアルの背景にあるのは、熱海で起きている“宿泊控え”への危機感です。
熱海市によると、2024年度に熱海を訪れた観光客はおよそ622万人。そのうち半数近くが宿泊施設を利用しない日帰り客でした。
宿泊費の高騰に加え、東京から新幹線でおよそ40分というアクセスの良さが“宿泊控え”に拍車をかけています。
「空間滞在価値」を提供
そこで力を入れているのが、夜のエンターテインメントの充実です。
リニューアルしたダンスホールでは、28日にはじめて1980年代をテーマにしたディスコイベントが開催されました。
イベントと宿泊がセットになっていて、200人が懐かしい音楽に合わせて、体を動かしました。
千葉から(60代)
「70年代から踊っている。もっと(イベントを)やってほしい。バブリーな雰囲気がいい」
横浜から(60代)
「これも80年代のスタイル」
定年退職のピークを迎える、いわゆる「バブル世代」も新たに宿泊客として取り込みたい考えです。
若林総支配人
「夜のイベントでホテルの滞在価値を高めていって、熱海に来ると楽しい滞在ができると、今回でより認知してもらう。時代にマッチした空間滞在価値を引き続き提供していきたい」
(「グッド!モーニング」2026年10月29日放送分より)
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