
29日は最低気温がマイナスの冬日が130地点となり、今シーズン最多を記録しました。この冷え込みにより、街では“冬の装い”で通勤する人の姿も見られました。秋から冬へ季節が移り変わりを見せる中、湯気とともに香り立つ、おでんに異変が起きていました。
“12月並み寒気”各地で冬景色
今季一番の寒さとなった東京都心。ランナーの準備は万全です。
ランナー
「今日は寒い。朝も寒かったのでウィンドブレーカーで。最初半ズボンだったんですけど、さすがに寒いから、中もはいた方がいいとインナーのズボンも」
そんな中、ノースリーブに短パンの人も。

ランナー
「今日はまだいけるかなと。先週もこの格好で走りました」
(Q.寒い時に気を付けていることは)
「当たり前ですけど、長袖を着る。これ衝撃ですよね。当たり前のように歩いてきてましたけど『寒くないの?』って聞いちゃいました。こんな格好いないよ」
最低気温は10.4度。冬間近の寒さですが、ジョギングするには丁度よかったかもしれません。
ランナー
「同じ格好の人3人いました」
(Q.今はどうですか)
「いつもより汗かいてない。寒くないです。暑いよね」

29日に今季最低気温を観測したのは全国640地点。12月上旬並みの寒気が流れ込み、放射冷却が効いたことで、全国的に朝の冷え込みが強まりました。季節は一気に秋から冬へと進んだ印象です。

水面から上がる湯気のような霧。冷たい空気と暖かい水面との温度差により起こる『気嵐(けあらし)』です。こうした、寒いがゆえの景色は各地で。琵琶湖では、対岸の景色が水面から浮かび上がって見える『蜃気楼』が観測されました。これも気温が水温よりも低い時に発生するといわれている現象です。

吐く息が白くなる目安は一般的に13度以下。奈良市では今季最低気温を更新しました。各地で朝の声を聞いてみると。

70代
「寒かった。一番寒いんじゃないかな」

高校3年生
「朝起きようと思ったら、布団から出られなかった」
(Q.出るのに何分)
「10~20分くらい。1回出たんですけど、寒すぎてもう1回戻ってしまって」
金沢市でも。

女性
「寒って思いました」
男性
「コートを初めて出しました」
共通するのは“家を出るのがツライ”という声。

女性
「昨日くらいから急に寒くなって、体がついていかないです」
風物詩おでんの“具”値上げ

仕事をするにも厳しい寒さです。そんな中、東京都目黒区にある蒲鉾店では、おでんの具材“練り物”が次々と作られていました。寒くなっていく、これからの時期が“売り時”ですが、つい先日、5年ぶりに値上げをしました。輸送コストや人件費に加え、円安の影響もあり、原料となるスケトウダラなどの仕入れ値が、去年に比べて1割ほど上がったといいます。

柳屋蒲鉾店店主 柳下篤さん
「温暖化でとれないとか、そういうのが一番かもしれないし。水産物って輸入物も多いですから、日本だけじゃなくて世界中の方が魚を食べることが増えているのもあるかもしれない」
おでんがウリの飲食店には、温かいものを求めて多くの人が。“寒さのおかげ”か満席になりました。

客
「ファーストおでん。おでん一択でしょう。だってこんなに寒いのに」
